こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
先日とあるドラマでウェルニッケ脳症で物忘れがひどくなっている人の話しがありました。
ウェルニッケ脳症 (ウェルニッケのうしょう、英:Wernicke's encephalopathy)とは、ビタミンB1(ティアミン)の欠乏によって起こる脳症のこと。ビタミンB1の欠乏だけでも発症するが、アルコール多飲者に多くおこるため、アルコールも複合的に影響しているといわれている。ドイツの神経科学者で外科医のカール・ウェルニッケの名からつけられた。
ウェルニッケ脳症で物忘れ~チアミン不足による~
上記ではビタミンB1のことをティアミン(Thiamine)と書かれていますが、日本語では一般的にチアミンと呼んでいます。
上記にはチアミンはアルコールで消費されるとありますが、糖の大量摂取でも消費されます。
ペットボトル症候群と呼ばれ、清涼飲料水やスポーツドリンク、経口補水液などをがぶ飲みした時に引き起こされることがあります。
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チアミン不足による症状
チアミン不足による有名な症状としてはウェルニッケ脳症があります。
今はあまり使われないですが脚気という病気があります
脚気(かっけ、英: beriberi)はビタミン欠乏症の一つであり、重度で慢性的なビタミンB1(チアミン)の欠乏によって心不全と末梢神経障害をきたす疾患である[1]。軽度のものはチアミン欠乏症(Thiamine deficiency)と呼ばれる[1]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%84%9A%E6%B0%97 より引用
心不全が起こると命にもかかわることがある重大な問題につながりますが、そこまでいかなくても様々な問題が起こりえます。
- 運動失調
- 眼球運動障害
- 意識障害
- ふらつき
- うつ
などの症状を引き起こす可能性があります。
重症になると神経的な後遺症が残るケースもあるので早期の対処が重要になります。
コルサコフ症候群と言うウェルニッケ脳症の後遺症が起こる可能性があるからです。
即時記憶が重度に障害され[2]長期記憶の前向性健忘と見当識の障害を伴う逆向性健忘が、同時に起こる。健忘に対し、作話でつじつまを合わせようとすることも特徴である。思考や会話能力などの知的能力に、目立った低下は見られない。コルサコフ症候群の患者は被暗示性が強く、過去の記憶と妄想の区別がつかなくなる。
ウェルニッケ脳症は回復可能とされているが、コルサコフ症候群は若干改善することはあっても基本的には不可逆的障害である。