こんにちは。大阪府池田市//阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
「レントゲンを使わないで上部頚椎(アトラス=第1頚椎)の歪み(リスティング)がわかるんですか?」
とか、
「アトラスオーソゴナルテクニック(AOT)というのはレントゲンを使って歪み(リスティング)をみるのではないのですか?」
というような質問やメッセージを頂くことがあります。
Q:レントゲン無しで上部頚椎の歪み(リスティング)がわかるのですか?
A:
当院の使用しているアトラスオーソゴナルカイロプラクティック(AOT)は、もともと専用のレントゲンを使用して歪みを判断します。
⇒ アトラスオーソゴナルカイロプラクティックについて詳しくこちら
当院ではモーションパルペーションなどの触診を使用して、上部頚椎の歪みを判別します。
同じアトラスオーソゴナルカイロプラクティックを使用している施術家の人の中には、レントゲン無しでリスティング(歪み方)を調べることに対して批判的な人もいます。
ですが後ほど説明する日本の事情を考えて、アトラスオーソゴナルテクニック(AOT)の創始者であるロイ・スウェット博士に正式に認められていますのでご安心ください。
私は、どちらにもメリットとデメリットがあると思っています。
今後アトラスオーソゴナルテクニックをAO(アトラス・オーソゴナル)と略して説明します。
AOT(アトラス・オーソゴナル・テクニック)と略すこともあります。
レントゲン撮影によるAO
レントゲン撮影によるアトラスオーソゴナルテクニック(AOT)にはメリットとデメリットがあります。
レントゲン撮影のメリット
- 患者様にわかりやすく説明できる。
- 正確に頭を固定できれば、ある程度正確な分析ができる。(アメリカではアトラスオーソゴナル専用のレントゲンシステムを使います)
レントゲン撮影のデメリット
- 正確にレントゲン撮影をするのが難しい
- 奇形があるケースなどは診断が難しい
- 日本ではお医者様に頼んで撮ってもらうのですが、固定せずにとるため、正確に分析できない。(私も過去に何回かレントゲンを撮りましたが、決してカイロプラクティック治療に協力的ではありません。残念ながらカイロプラクティックをけなすお医者様もいました。)
もともとAOは、普通のレントゲンではなくAO専用のレントゲン機器を使って撮影します。
決められた方法で頭を固定してレントゲン撮影しないと正確に歪み(リスティング)が測れないからです。
レントゲン分析を使うカイロプラクティックテクニックは、他にはガンステッドテクニックなどがあります。
では日本では、レントゲン撮影はどうなっているのでしょうか?
われわれカイロプラクターのほとんどはドクターの資格を持っていません。
レントゲン撮影は、ドクターの資格か放射線技師の資格を持っていないとできません。
では皆様、どうやってレントゲンを撮っているのでしょう?
お医者様にお願いして撮ってもらいます
でも…
AOの撮影方法は特殊です。
決められた方法で頭を固定して撮影しなくてはいけません。
無資格者である私が、お医者様に「このような方法で撮影お願いします」と教育しないといけないんです。
しかも頭を固定することはほぼ不可能です。
実際に私がアトラスオーソゴナルテクニック(AOT)を受けていた治療院では、提携先の内科でレントゲン撮影をしました。
お医者様は「こんなのとって何がわかるのかよくわからないですけど…」なんて悪態をつきながら適当に撮影していました。
結果的には偶然リスティング(歪み方)があっていたようで、4年間通うことになりました。
レントゲンがちょっとずれていたら…もしかしたら二度と行ってなかったかもしれません。
でも…実際には評価によってリスティング(歪み方)が合っていたのかを判断しますので、間違っていてもやり直せばいいのです。
アジャスト後(施術後)の評価によって歪み方が間違っていたのかの判断をします
AOTには歪み(リスティング)を間違っても、アジャスト後(矯正後)の評価によって判断しやり直すことができます。
AOTは微小な振動によるアジャスト(矯正)ですので、間違った方向で矯正しても悪い方向には動かないのです。
評価としては、
- レッグチェック(脚長差検査)
- モーションパルペーション(動的触診)
- スタティックパルペーション(静的触診)
などがあります。
触診(モーションパルペーション)によるAO
当院で行っている触診(モーションパルペーション)によるアトラスオーソゴナルテクニック(AOT)にもメリットとデメリットがあります。
触診のメリット
- レントゲンが必要ありませんので、無駄な被爆をしなくて済みます。
- 骨の形に関係なく、リスティング(歪み方)が分析ができる。
- レントゲンではわからない動きをみることができる。
- いい加減なレントゲン撮影より正確なリスティング(歪み方)を導くことができます。
触診のデメリット
- 患者様によっては、歪みの状態がわかりにくい。
正確に検査ができれば、効果は同じです。
私はレントゲン撮影に対して否定的なわけではありません。
個人的にレントゲン撮影時に嫌な思いをしたのとお医者様に教育をすることができないので、行っていないだけです。
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