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フィシオエナジェティック臨床例 カンジダ菌感染症

カンジダが肺線維症を悪化させる!?~カンジダとTh17細胞

投稿日:2023年11月30日 更新日:

こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。

先日、このような記事を見つけました。

『消化管の“ありふれたカビ”であるカンジダ*2(Candida albicans)が腸内で増殖すると肺線維症が悪化することをマウス実験で初めて明らかにしました。』
https://research-er.jp/articles/view/127005 より引用

 

肺線維症

 

カンジダが肺線維症を悪化させる!?

カンジダが肺線維症を悪化させるのか。。。

⇒ カンジダ菌について詳しくはこちら

可能性としては、

  • 肺にもカンジダが増えている
  • カンジダをきっかけに免疫が暴走しているか自己免疫疾患になっている

だと思います。

 

カンジダとTh17細胞

この肺線維症の悪化には Th17*3・IL-17A が関与していることを解明しました。腸内でカンジダが増殖すると、まず肺などの離れた臓器に Th17 への分化傾向を示すリンパ球が増加し、さらに刺激が加わると Th17 へと分化を遂げサイトカインである IL-17A を産生・分泌する、という 2 段階の制御機構を発見しました。

https://research-er.jp/articles/view/127005 より引用

 

Th17細胞はヘルパーT細胞という白血球の一種で自己免疫疾患との関係があるとされています。

Th17細胞とは?

骨髄で作られたナイーブT細胞はヘルパーT細胞(Th1、Th2、Th17など)や細胞障害性T細胞(昔はキラーT細胞と呼ばれていました)、制御性T細胞(Treg細胞)などに分化します。

TNF-αやIL-6などの炎症性物質によりTh17細胞に分化が進むと言われています。

⇒ TNF-αについて詳しくはこちら

 

インターロイキン6(IL-6)とは?

IL(インターロイキン)はサイトカインの一種です。

現在ではIL-1からIL-39まで約40種類が見つかっています。

主に白血球が作りますが、白血球以外の細胞によってつくられるものもあります。

インターロイキンは主に免疫系の細胞増殖・分化・活性化・細胞死の制御に係わります。

インターロイキン6(IL-6)は主に白血球のマクロファージがつくる炎症性サイトカインです。

 

Th17の役割

サイトカインであるインターロイキン17(IL-17)を産生し、好中球や上皮細胞を活性化します。細菌や真菌を排除します。

その他、IL-22を産生しIgA産生B細胞を活性化します。

 

Th17の問題点

自己免疫疾患を引き起こす可能性があります。

乾癬の原因でもあります。

 

Th17細胞を抑制するTreg細胞

Treg細胞(制御性T細胞とも呼ばれます)はTGF-βやIL-10を分泌し、IL-12の産生を抑制し免疫反応を止めます。アレルギーを抑制します。

 

 

 

※当院でおこなうフィシオエナジェティック検査は医学的な検査ではありません。どうすれば解決するのかはわかりますが、診断は基本的には行いません。あくまで診断については医療機関でお願い致します。

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