こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
当院のフィシオエナジェティック検査において脂質代謝に関わる問題が出てくることがあります。
⇒ フィシオエナジェティックについて詳しくはこちら
脂質代謝の問題
脂疾は「グリセロール」と脂肪酸に分解され、小腸の上皮細胞から吸収されます。
吸収された後、再び脂肪に合成され、さらに「キロミクロン」(カイロミクロンとも呼ばれる)となり、水になじむ形に変えられ、リンパ管から静脈に入り、肝細胞、筋細胞、脂肪細胞などに運ばれます。
脂質代謝とは脂質をエネルギーに変えたり新しい脂質を作ることです。
脂質代謝の問題は、
- 細胞膜の劣化(細胞膜は脂質でできています)
- 受容体の劣化(細胞膜にあるホルモン等の受容体も脂質でできています)
- ステロイドホルモンの減少(性ホルモンやコルチゾールなどのステロイドホルモンは脂質の一種であるコレステロールでできています。
- 高脂血症(高コレステロール血症)
などに影響する可能性があります。
そこには細胞内での解糖系・TCA回路(クエン酸回路・クレブス回路)が関与します。
それらにさまざまな臓器やホルモンが関与します。
脂質代謝には、
- 肝臓(細胞内のミトコンドリアなどの器官)
⇒ 肝臓機能について詳しくはこちら - 脳下垂体
⇒ 脳下垂体について詳しくはこちら - 甲状腺
⇒ 甲状腺について詳しくはこちら - 副腎
⇒ 副腎について詳しくはこちら - 脂肪組織
など、さまざまな組織が関係します。
特に重要なのは肝臓と甲状腺です。
細胞内での脂質代謝
細胞内での脂質代謝にはさまざまな栄養素やホルモンが関与しますが、まずはミトコンドリアでのTCA回路(クエン酸回路・クレブス回路)について説明します。
β酸化
肝臓などの細胞では、運ばれてきた中性脂肪は、脂肪酸に変えられミトコンドリアに運ばれます。
ここで脂肪酸は8回「β酸化」を繰り返します。
一回「β酸化」を受けるごとに「アセチルCoA」「NADH」「FADH₂」が一分子ずつ作られます。
「アセチルCoA」はTCA回路に組み込まれます。
「NADH」「FADH₂」はミトコンドリア内の電子伝達系で利用され、多くのATPを産生します。
脂質代謝を改善するかもしれない栄養素/ハーブ
脂質代謝を改善するかもしれない栄養素/ハーブをご紹介します。
※以下の栄養素/ハーブはすべての人に合うわけではありません。自己判断で摂取する場合は1か月以上の長期摂取は控えてください。
細胞内での脂質代謝に関与する栄養素
細胞内での糖質代謝に関与する栄養素をご紹介します。
ビタミンB100 コンプレックス (ビタミンB群)
L-カルニチン サプリメント
L-カルニチンは脂肪酸をミトコンドリアに運ぶのに役立ちます。
代謝をコントロールする内分泌系(下垂体・甲状腺・副腎)に役立つ栄養素/ハーブ
代謝をコントロールする内分泌系(下垂体・甲状腺・副腎)に役立つ栄養素/ハーブをご紹介します。
※以下のハーブはすべての人に合うわけではありません。自己判断で摂取する場合は1か月以上の長期摂取は控えてください。
アシュワガンダ サプリメント
朝鮮人参(高麗人参) サプリメント
甘草(カンゾウ) サプリメント