こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅のホリスティック療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
不倫がどうとか、すべては他人のこと。違法でもありませんし夫婦の問題です。
我々がそれを裁いてはいけません。ジャッジしてはいけません。
人を裁いてはいけません。人を裁く(ジャッジする)のは分離の意識
ワイドショーなどで不倫した人や悪人(犯人)を裁いていますが、思うことがいくつかあります。
- みんなテレビの情報を見て、この人が犯人だと決めつけていますが、本当でしょうか?
- そもそも、人には人を裁く権利はありません。
- そもそも不倫は犯罪ではありません。
真実は一つだけかもしれません。
でも、真実を知っている方は多くないはずです。
なのに、勝手な推測で人を裁くのはやめましょうよ!!
人は人を裁けません。なので、警察や裁判官に嫌な仕事を、代わりにやってもらっているのです。
ジャッジできるのは司法だけなのです。
例えば、昔オリンピックで禁止薬物を混入させた人がいますよね。もし、犯人が見つからなければドーピングで引っかかった人は極悪人扱いなのです。
もし、過去同じような人がいたとしたら・・・・ですので、ドーピングで引っかかった人がいても、関係ない方が裁いてはいけないのです。
冤罪という問題に対して騒いでいる人がいますが、それが、本当に冤罪ということを証明できるのでしょうか?
昔、「真実の行方」という映画で衝撃を受けた覚えがあります。
確か、真実は明らかになっていなかったと思いますが、本当は犯罪を犯したのに演技をしていた可能性を感じさせる終わり方だったと思います。
そもそも、ヒトがヒトを裁くなんて無理な事なんです。
その無理を、裁判官に押し付けておいて、その結果を周囲が批判するなんて、、、
真実なんて、分かりっこないですよね?
もちろん。できるだけ冤罪を減らすための工夫は十分されています。
もちろん、冤罪があるでしょうが、例えば、冤罪で無罪になって人が、本当は罪を犯していたとしたら・・・・
だから、人を裁くのは、警察や裁判官に任しておくしかないのです。
だから、冤罪が悪い!!というだけではダメなんです。
人を裁くのは分離の意識
真実も知らないのに、人を裁くのが流行っていますよね。
ネットで批判したり、いったいあなたは何者なの、と言いたくなります。
人と比べたり、人を批判したり、人を裁いたりするのは、ユング心理学でいうところの集合的無意識との分離から始まります。
当院で行っているボディートーク療法には、「分離の意識」という分野があります。
⇒ ボディートーク療法について詳しくはこちら
人を裁く分離の意識
集合的無意識からの分離は自分と他人という概念を生み、自我を生み、それが2極化を生みます。
2極化とは「善」か「悪」か、「良い」か「悪い」かを判断することです。
2極化が起こると、人と比べるようになります。
「自分が正しく、人は間違っている」
「自分のほうが賢い」
という間違った思い込みを生み、その思い込みが人を裁く意識につながるんですね。
人を裁かないために
私が好きなボクシングで金メダルを取った村田諒太さんが以前SNSでこんなことを書かれていました。
おそらく日本ボクシング連盟の話しだと思うのですが、ヴィクトール・E・フランクルの著書「夜と霧」(ナチスドイツの強制収容所の話し)の中の話を例に挙げ、こう書いています。
「カポー(同じ収容者でありながら、見張り役など、特別な権利、立場を与えられた収容者)が時にナチス親衛隊より酷い仕打ちをしてきたという話」
「そのカポーを裁くことが出来るのかどうか。フランクルの言う、石を投げるなら、同じ状況に置かれて自分が同じようなことを本当にしなかっただろうかと自問してみること 人を糾弾する前に必要な事だと考えています」
「世の中にはこのカポーが溢れていることを忘れてはいけないなと、改めて思う今日この頃です」
ただただ、その通りです!!
この人の言葉は、本当に素晴らしいですね。