こんにちは。大阪府池田市の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】IBA認定ボディートーク施術士(CBP)の鹿島 佑介です。
自分は意識して行動しようと思っていることは、実は決まっていたことだとしたら、、、
実はこれは科学的にもある程度証明されていることなんです。
本日はそんな本のご紹介です。
自由意志なんてない?~心理学的決定論~
『 未来は決まっており、自分の意志など存在しない 心理学的決定論 』
出版社 : 光文社新書
著者 : 妹尾武治
価格 :990円(税込)
未来は決まっており、自分の意志など存在しない。 心理学的決定論 (光文社新書) [ 妹尾武治 ]
何というタイトルでしょう。
でもこういう考え方は正式に存在するのです。
心理学的決定論と言います。
内容について簡単に語るとしたら、「意識」や「私」について考えすぎた本です。
では私はこの事についてどう考えているかというと、
「すべてが決まっていることと考えると、頑張らなくてもいいし何が起こっても決まっていることだから仕方ないと思うので感情的にならなくて済むよね」
って感じです。
「時の流れに身を任せる」ってことですね。
そのほうが楽に生きられますよ、と思ってます。
昔、小林正観という方がおられそういう本を読んだ事があります。
その中で、
「人生が決まっているんだとしたら、頑張る気がなくなるのでは?」
という意見に対してうろ覚えですが、
「人生が決まっているのだったら頑張らなくてもいい、と思ったとしたらそれも決まっていること」
という屁理屈みたいな事が書かれていたのを思い出します。
答えは分かりませんがそう思って人生を感情的にならず淡々と楽しんだほうがいいよね、ってことですね。
皆さんはどう考えますか?
この本にも意志なんてない、という内容やその実験について書かれていますがもうちょっと詳しい本もご紹介します。
自由意志はあるのか?
『 ユーザーイリュージョン 』
出版社 : 紀伊國屋書店
著者 : ノーレットランダーシュ,トール
価格 :4620円(税込)
ユーザーイリュージョン 意識という幻想 [ トール・ノーレットランダーシュ ]
「自由意志はあるのか」という問題について書かれた本です。
「1960年代以来、神経生理学者たちは、人間の主観的な報告と、脳で起きている活動の客観的な計測結果とを比較することで、意識を研究してきた。そして、私たちが『現実』と呼ぶものよりも意識が時間的に遅れていることを示す、驚くべき結果を得た。何かを意識するまでには0.5秒かかる」
「意識は0.5秒遅れてやってくる 」についての補足
ベンジャミン・リベットという方が研究によって突き止め、様々な方が追って真実であることとを証明した理論です。
「ベンジャミン・リベットは、感覚器官から脳につながる特殊系の神経線維が、感覚の時間調整を許していることを実証した。非特殊系の神経線維が0・5秒の活動をおこし、その結果、経験されうるようになるまで、その感覚は経験されない、ということを、突き止めたのである。」
私たちの意識は、その0.5秒の間に「自分」が処理したシュミレーションの結果であり、意識は「私」というユーザーにとってのイリュージョンであるということなんです
「<私>という意識はユーザーイリュージョン=錯覚である」
わかったようなわからないような話しですが、、、
五感がないと意識もない?
この本には五感の役割のついても書かれているのでご紹介します。
「意識が私たちに示す感覚データは、すでに大幅に処理されている。ところが意識はそうとは教えてくれない。」
「意識的自覚がおこる前に、膨大な量の感覚情報が捨てられる。」
「私たちは感覚を経験するが、その感覚が解釈され、処理されたものだということは、経験しない。」
「なぜ、人は感覚器官から入ってくるものを経験しないのか。それは毎秒何百万ビットという、あまりに多くのインプットがあるからだ」
「事態はたしかに感知、シミュレーション、経験の順におこる。」
「私たちは、編集された感覚を未編集のものとして体験する。」
「こうして私たちは、編集された感覚を未編集のものとして体験するわけなのである。」
感覚器官が取得する大量の情報を必要な分だけ圧縮し、いらないものを大量に処分するのに0.5秒の時間が必要なんですね。
実は取り込まれた情報のほんの一部で、しかも真実ではないということ。
それに意識はそれに0.5秒かかっているとは思っていない。
意識に上がってくる情報、自分が見えていると思っている世界はすべて錯覚なんです。
自分が決断していると思っていることすら錯覚なんです。
「ある経験を意識する、という事は、それがすでに過去のものとなっているということに他ならない」
「意識は、実行してはいけない、という決断はできるが、行為を起こすことはできない」
意識はその決断に対して実行しないように行為を止める事しかできないのだそうです。
これについてはさまざまな本でいろいろな説が書いてありますが結論が出ていません。
これは自由意志があるのかにつながる問題です。
それを哲学的に解釈して、自由意志はないし人生は決まっているんだから、悩まない方がいいですよ、見たいな解釈をしているのです。
それで人生が楽に楽しめるならそれでもいいかなと思います。
私自身は自由意志はあると思っていますが、潜在意識が決めているんだろうなとは思っています。
「サッカー選手はプレイ中に高度な計算をしているのだけれど、それは意識にはのぼらない。意識にのぼった瞬間、その思考が失敗を生む」
直感・無意識に従って行動するのが一番なんですね。意識に任せるとこんなことになるんです。
ほとんどが意識に支配されていますね。
無意識の存在を知り無意識に任せるといっても、それも意識・・・・
難しいですね。
皆様どう思いますか?
流れに身を任せると、悩みが無くなるかもしれませんよ!
ボディートーク療法ではコントロールと呼んでいます
ボディートーク療法にも人生はコントロールできない、つまり「流れに身を任せる」ことが重要という考えがあります。
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