こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅のホリスティック療法治療院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
尿酸って悪者?についてお話します。
尿酸って悪者?~尿酸値が上がると痛風発作が起こりますが・・・
尿酸値が上がると、関節に炎症が起こる痛風発作を起こすことで有名ですね。
ところが、この尿酸という物質は肝臓が作る強力な抗酸化物質で、アルツハイマー病を防ぐという研究結果がアメリカで報告されたんですね。
抗酸化物質というのは、体内で発生する活性酸素(フリーラジカル)を中和する作用のある物質ことです。
活性酸素(フリーラジカル)とは?
活性酸素(フリーラジカル)は、呼吸で酸素を使うときに発生したり、カフェインやアルコール・薬剤などを肝臓が解毒する際や激しい運動・放射線や紫外線などで発生します。
活性酸素についての参考本
活性酸素の恐怖―ヒトと病気の因果な関係 (PHPビジネスライブラリー)
尿酸が作られる理由
これらのことを考えると、活性酸素を取り除くために肝臓がプリン体という物質を利用して尿酸を作っている、と考えられます。
その副作用として関節に炎症が起こり痛風発作が起こると考えられるのです。
通風の薬は、肝臓での尿酸生成を抑えるものです。
尿酸を押さえると、当然、活性酸素が取り除けなくなります。
活性酸素は、細胞を破壊するので、動脈硬化の原因になったり、悪性腫瘍や脳神経を破壊してアルツハイマー病などの原因になったりします。
だからと言って、尿酸値が高いほうがいいと言っているわけではありません。
活性酸素を取り除くための最終手段として肝臓が尿酸を作っているので、活性酸素が発生する原因を取り除き、ビタミンCなどの抗酸化物質を摂る必要があるってことなんです。
活性酸素が発生する原因
活性酸素が大量に発生する原因としては、
- コーヒー・アルコール・タバコ・砂糖などの嗜好品
- 細菌・ウィルス・カビ・カンジダ菌などの異物侵入(副腎や肝臓で活性酸素が発生します)
- 有害な重金属(水銀など)
- 化学物質(農薬・加工食品(添加物)・たばこ・殺虫剤・排気ガス・薬剤)
- 肝臓機能低下により肝臓に鉄が蓄積する。鉄が酸化して強力な活性酸素を発生させる。
- 寝不足
- 精神的ストレス
- 家電製品・紫外線・放射線(X線・飛行機(宇宙線))などの電磁波
- 激しいスポーツや炎症
- 酸化した脂質やトランス脂肪酸(マーガリンなど)の食べ過ぎ
- 食べ過ぎ
- 血行不良
などです。
原因不明の痛風発作でお悩みの方、ぜひご相談ください。
痛風の臨床例
- 痛風による指関節の腫れ
- 痛風の原因は本当にプリン体を含む食べ物なのか?
- 尿酸って悪者?~尿酸値が上がると痛風発作が起こりますが・・・
- L-システイン不足で痛風? ~抗酸化物質L-システイン~
- 偽痛風による指の痛み/豊中市より来院
- 神戸市よりお越しの痛風でお悩みの患者様
- 痛風(高尿酸血症)は抗酸化物質で改善するかもしれません