こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
私長年タイに住んでいる友人が日本に帰ってきたときに話していました。
「日本人ってなんでそんなに他人に興味があるんだろう。タイでは「私はワクチン打たない」と宣言している人が差別されたりいじめられる、なんてことは全くない。」
と。
私の思っていること表現は違いますが、言いたいことはわかります。
もう20年タイにいて、本当に暮らしやすいから日本に帰りたくないって言ってました。
コロナ禍において日本人の悪い部分が見えてきました。
同調圧力は何が原因?
すぐに100か0に分類し少数派を断罪する。
日本人はいっせいに特定の考えに染まりやすい国民性があります。
そして染まらない人を村八分にする。
個人的には村八分文化だと思っています。
もちろん他国のそういう「人は人、私は私」という部分がネガティブになることもあると思います。
もちろん日本にも良い部分はたくさんあります。
私なんかは前世は日本人じゃないんだと思います笑
例えば、ワクチンを打つべきとなるとワクチンを打たない人を平然と差別をする。
それを同調圧力と呼ぶ人もいますが、個人的には皆いじめられるのが怖くて多数意見に入っとかないと怖いんだと思います。
日本人はいい国だ、みんな優しいとか言いながら、電車で席は譲らないし街で障害者や高齢者を助けることもない、赤ちゃんが泣いているだけで怒る人までいる。
日本人は良い人や良い国というニセ情報で我々はすばらしい人種だとも思わされています。
もちろん他の国にも大なり小なりあります。
日本人は意地悪なのか?
結論から言うと日本人は意地悪ですよね。
村八分文化などの意地悪な部分って根源はどこにあるのか、私にはさっぱりわからないので、日本人という不思議な国民性を持つ、訳の分からない特性をアメリカで第二次世界大戦中に研究した文化人類学者が書かれた本も読みました。
菊と刀 (光文社古典新訳文庫)
ルース ベネディクト (著), Ruth Benedict (原名), 角田 安正 (翻訳)
定価:1012円
菊と刀 (光文社古典新訳文庫) [ ルース・フルトン・ベネディクト ]
例えば、戦争に負けた日本人は簡単にアメリカに寝返るのはなぜなのか、とか、年功序列・階層問題、恥の文化、日本の家族問題・嫁姑問題など、アメリカでは考えられないことを研究されています。
なるほどなと思う部分もありましたが、根源はまだまだ不思議な部分が残っている気がします。
もちろん日本人らしさには良い部分と悪い部分が同時に混在しているのだとは思います。
スパイト行動(意地悪行動)
先日こんな記事を見つけました。
日本人の意地悪な部分をスパイト行動(意地悪行動)と呼ぶそうです。
『「自分が損をしてでも、相手より上に立ちたい」「自分が損をしているのだから、お前も損をすべきだ」……そんな心理から引き起こされる行動を「スパイト(意地悪)行動」と呼ぶ。』
https://news.yahoo.co.jp/articles/23b37949e8276a560d7cb4b225068b054e52deaa?page=1 より引用
この記事の中ではコロナ禍でみえてきた日本人のスパイト行動(意地悪行動)をマスク問題に絡めて書いています。
『例えば、コロナ禍において法律上マスク着用の義務がないのに日本ではマスクの着用率が他国よりも高いと言われている。緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が解除された後も、街ではほとんどの人がマスクを着用している。「日本人の衛生観念・協調性の高さ」と見ることもできるが、社会心理学者の碓井真史氏は「これもスパイト行動の一つの側面である」と指摘する。』
『『俺がマスクをして苦しい思いをしているのに、なんであいつはマスクをしていないんだ』と批判されることを恐れて、結果的に全体のマスク着用率は高い、というね。社会心理学的に見て、スパイト行動というのは、とにかく平等を求める気持ちなんですよね。とにかく平等にっていう思いや、競争心が強くなりすぎると、みんなが貧しくなる、ゲーム理論では“共貧状態”って呼ぶんですけど、こうした状況が起こってくる』
https://news.yahoo.co.jp/articles/23b37949e8276a560d7cb4b225068b054e52deaa?page=1 より引用
社会心理学者の碓井真史氏は日本人のスパイト行動(意地悪行動)の根源をこのように考えられています。
『こうした傾向は、何に由来するのだろうか。
「これにはいろんな意見があって、脳の構造と言う人もいますけど、私はそれぞれの歴史、文化なんだと思うんです。もともと世界は身分社会でした。欧米にはいまだにそういう風潮が残っています。でも日本は戦後、一億総中流という社会を作り上げた。だから、その平等が崩れたときの不快感とか怒りっていうものを他国の人よりも強く感じるんでしょう。悪く言えば島国根性。そういえば、社会的地位の高い人が先にワクチン接種したとかさせたとかで、バッシングを受けていましたよね。個人的には、よくある話じゃないか、そんなに目くじらを立てるほどのことかな、と思いましたけど、そこを許さないのが日本人。紛糾して、役所の雑務も増え、結果的に全体が遅れていく。まさにスパイト行動ですよ」(碓井氏)
https://news.yahoo.co.jp/articles/23b37949e8276a560d7cb4b225068b054e52deaa?page=1 より引用
』
ワクチンの同調圧力とスパイト行動(意地悪行動)
ワクチン接種の同調圧力もスパイト行動(意地悪行動)からくるものかもしれません。
『またマスクだけでなくワクチン接種でも「スパイト」的な行動が見られたという。
「または、ワクチンの副反応で数日寝込んだ人が、未接種者に対して、『私がこんなに苦しんでいるのに、ワクチンを打たないなんて許せない』というふうに思う。これも一種のスパイト行動ですね。みんながそう思うから未接種者も、ワクチンを打たざるを得ない。したがって接種率は上がる。こういう構図です」(西條氏)
参加しないと足をすくわれる。だから参加してしまう。結果的に協力状態が生まれる……日本人のスパイト行動がもたらす思いがけない効果は、前出の碓井氏も指摘した通り、日本人の協調性の高さにつながっているのだろうか。同調圧力に弱い、と言い換えることができそうだが、いずれにしても面白い側面があるものだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/23b37949e8276a560d7cb4b225068b054e52deaa?page=1 より引用
』
最後に
こういう日本人らしさはすべてにおいて悪い部分ではありません。
例えば、天災が起こったときにも落ち着いてルールを守る日本人は良い部分でもありますよね。
ですが、先ほども言ったように私には日本人のエネルギーがあまり入ってないために、小さなころから同調できずに苦労しました。
日本人にとっては普通ですが私にとっては全く分からない部分に異常に興味がある子供でした。
それが日本人の差別的な部分とか、村八分文化とか、やくざ文化とかです。
例えば、日本人は障害者を固めて社会の隅っこに追いやって見えないようにしたり、暴力的な人たちを固めて少しくらいの悪い事には目をつぶって囲い込む、など私にとっては訳の分からないこと、です。
でもそれによってうまくいっている側面も否定できないことにも気づきました。
例えば、やくざの世界が小さくなっていくほど犯罪が増えていく、という現実とか。
でもまだまだ日本人はわからないことだらけ。
こんなことずっと考えているのが個人的には面白いんですけどね。