こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
今日は健康とは全く関係のない内容かもしれません。
先日、『PERFECT DAYS』という映画を鑑賞しました。
ネタバレになるので詳しいことは書けませんが、ばれない程度に書きます。
といってもそこそこ書きますので、絶対に知りたくないのなら以下の文章は見ないでください。
主人公は過去に囚われず、未来を夢見ず、今を生きる男。
今のささやかな幸せ、自然の美しさを見つけて淡々と生きる。
誰とも比較せず、自分の人生を生き切っている。貧しくても豊かな生活。
孤独のように見えるけど孤独じゃない。しゃべらなくてもちゃんと人とつながっている。
毎日同じつまらない人生を送っているように見えて、毎日違う。
毎日、同じ神社でお昼ご飯を食べ、木漏れ日の写真を撮る。
どんなことがあろうが、木漏れ日を見ればリセットされる。
朝外の掃き掃除の音とともに起きて朝日を浴びればリセットされ新しい1日が始まる。
過去を振り返ったのはほぼ最後のシーンだけだと思います。
役所広司さんの演技、表情は圧巻でした。私には走馬灯を見ているように見えました。
そして、ささやかな幸せが少し崩れるシーン、何も喋らない役所広司のやけ酒とやけタバコ?でむせるシーンがとてもかわいい笑
この映画ではっきりとは描かれていませんが、他人には語れないすさまじいトラウマがありそうですし、他人が見たら幸せな人生に見えないでしょうが、きっと本人は亡くなる時には「幸せな人生だった」って言うんでしょうね。
善も悪もない。
宮崎駿氏のような説教臭さも全く無い(笑)
こんなに美しい映画を見たら、しばらく映画見れなくなりますね。