こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
今日は本のご紹介です。
科学者たちが語る食欲 [ デイヴィッド・ローベンハイマー ]
人間も本能的に摂取したらいいもの 摂らないほうがいいものをわかっています
最初の方に興味深い例が載っています。
『ヒヒに好きなだけ食事を与えたところ『食事中のタンパク質/脂肪・炭水化物比は、毎日何を食べようが、ひと月の間すっと変わらなかったのだ。』
『粘菌は11種類の餌ブロックが並ぶ皿が置かれると、菌糸を皿の中から伸ばしていき、タンパク質対炭水化物比が2:1の混合物を含むブロックだけにコロニーを形成し、ほかのブロックを無視したのだ。』
『どんな組み合わせの食物を与えられようと、バッタはまったく同じ比率でタンパク質と炭水化物を摂取したのだ』
『捕食者であるコモリグモは、提供された餌生物を食べる量を変えることによって、摂取する栄養素を選んだ。』
本来、動物は自身の身体に必要な食べ物、体に合わない食べ物を本能的にわかっているんです。
細菌ですらわかっているというのはすごいですね。
では人間は?という話です。
人間だけは「No」なんです。
人間だけはバランスよく食べることができないんです。
厳密に言うと人間に飼われているペットも人間と一緒ですよね。
もちろん人間でも原始的な生活をしている人は動物と同じようになると思います。
人間にも一応本能的にはきちんと摂取したらいいもの、摂らないほうがいいものをわかっているんですが、その反応に気づかなくなっているんです。
その反応を利用しているのがフィシオエナジェティック検査です。
⇒ Q&A:フィシオエナジェティックって怪しい? ~ARテスト(腕長反射テスト)の仕組み~
この本には添加物や超加工食品などの要因が書かれ、ホールフードが良いみたいなことは書かれていますが、それがすべてではないです。
結論から言うと自然との関りがあまりにも減ってきていることによりどんどん五感(本能)を鈍らせ知識で食べていることと、自分の身体に興味が無くなってきているからですよね。
五感をどんどん鈍らせないと、このジャンクフードだらけの世の中では生きていけないんです。