こんにちは。池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
先日、ビタミンD欠乏症の症状に関してこのような記事を見つけました。
ビタミンD欠乏症の症状
『
・疲労感や倦怠感
・筋肉の痛み、脱力感、筋肉の痙攣
・手や足のしびれ
・うつ病など、気分の変化
・病気に罹りやすい』
https://news.yahoo.co.jp/articles/3effc4c12a7a43690fb573c7f4a57c3439c5fcf9 より引用
上記のようなビタミンD欠乏症を考えるにあたってビタミンDの役割を説明します。
ビタミンDの役割
ビタミンDの役割としては、
- 腸管でのカルシウムの吸収を促進する
- 副甲状腺ホルモンの抑制
- 脳神経伝達物質の生成(セロトニン)
- ホルモン調整(メラトニンなど)
- 免疫力を上げる(免疫調整)
- 筋肉収縮(筋肉機能の強化)
- 血液中のリンの濃度を一定にする
- 骨と歯の形成に役立つ
- 炎症性サイトカインの抑制
- ガン予防(特に大腸がん・乳がん、癌細胞のペントースリン酸経路を阻害、アポトーシス誘導、血管新生抑制、転移抑制)
- 細胞の分化・増殖・細胞内シグナル伝達(遺伝子を制御)
- 血圧調整(レニン-アンジオテンシン系を抑制)
- 血栓予防・血管壁の強化
- 血糖の調整
- ビタミンAの吸収を助ける
などがあります。
活性型ビタミンD
ビタミンDは最終的には体内で活性型ビタミンD3に変化し作用します。
『ビタミンDは食事から取れるほか、日光を浴びることによって体内で生成されます。ですから紫外線が弱まる秋から冬にかけてはどうしても不足がちになる=風邪・インフルエンザにかかりやすくなってしまうのです。』
https://news.yahoo.co.jp/articles/c38d8829b9fb8e3985e1a8720af24a566f05ff01 より引用
ビタミンD3はコレステロールやビタミンD2(干ししいたけなど)などから日光(UV-B)を浴びることにより体内で合成されます。
ビタミンD3は魚や肝油などから直接摂取可能ですが、肝臓や腎臓で活性化されることにより利用されます。
活性化されるためにはマグネシウムなどの補酵素が必要です。
ビタミンD3は脂溶性なので体に蓄積する?
ビタミンD3の副作用については様々なところで議論されています。
副作用の問題というのは、
- 脂溶性なので体に蓄積する
- 高カルシウム血症になる可能性がある
と言うことだと思います。
当院の臨床上の結論で言うと、ビタミンD3は体内で必要な量だけが活性化されるので高カルシウム血症にはならないと思います。
例え蓄積したしたとしてもそれだけでは作用しないので問題ないという考え方です。
西洋医学で処方される活性型ビタミンD3は高カルシウム血症を引き起こすので大変危険です。