こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
面白い本を紹介します。
ボディートークでの内容でいくと意識・信念システム・マトリックスの分野に当たります。
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ニュー・アース 意識が変わる世界が変わる [ エックハルト・トール ]
内容については、1回で書ききれるような内容ではないくらい意識のすべてを網羅しています。
超簡単に説明すると思考・自我(エゴ)に囚われている自分に気づいて、思考・自我(エゴ)を手放しましょう、ということです!?
「エゴ」や「ペインボディ」を自分自身と勘違いすることが、自分自身を苦しめているということ。
「ペインボディ」はエックハルト・トールさんが作った言葉のようですが後ほどお話します。
「ニューアース」には分離、自己肯定感、時間、目的・目標、比較・競争、「I am」というアイデンティティのこと、が事細かに書かれております。
すべての言葉が素晴らしいのでまとめることは不可能ですね。
意識について
『エゴは分離を創り出し、分離は苦しみを創り出す。そこに気づくためにはすこぶる鋭敏で、絶対的に「いまに在る」必要がある。』
『物事自体に良いも悪いもない。良いか悪いかは考え方ひとつ』
『エゴが生み出すポジティブな感情には、すでに反対物が含まれる。賞賛や承認を受けると幸せな気持ちになるが、批判や無視にあえば暗い気持ちになる。楽しいどんちゃん騒ぎの翌朝には、気持ちが落ち込む。あるべきポジティブとは、大いなる存在とつながった本来の状態から生じる深い感情で、それには反対物は存在しない。』
『頭のなかの声は勝手な生き物だ。ほとんどの人はその声に引きずり回されている。思考に、心に、取りつかれている。心は過去によって条件づけられているから、あなたは何度も繰り返して過去に反応し続けるしかない。東洋ではこれをカルマと呼ぶ。』
『抵抗しない、判断しない、そして執着しない。この三つは真の自由の、そして悟りを開いた生き方の三つの側面なのだ。』
『形は限界を意味する。私たちが地上に生を受けたのは、その限界を経験するためばかりではなく、意識のなかで限界を乗り越えて成長するためでもある。』
『世間では、成功とは目標を達成することだと言うでしょう。成功とは勝利であり、認められることや豊かになることが成功の不可欠の要素だと。でもいまあげたのは通常の成功の副産物ではあっても、成功そのものではありません。世間一般に言う成功とは、あなたの行為の結果のことです。成功とは刻苦勉励と幸運が、あるいは強い意志と才能が合わさったものだとか、適切なときに適切な場所に居合わせることだと言うでしょう。どれも成功の要素かもしれませんが、本質ではありません。世間が教えてくれないのは──知らないから教えられないのですが──あなたは成功者になることはできない、ってことです。できるのはいま成功すること、それだけです。成功とは、いまこの瞬間の成功でしかない。』
『自分が何者かわからなくてもぜんぜんかまわないと思えたら、そのとき残っているのがあなただ。人間の奥にある大いなる存在、すでに定義された何かではなく、純粋な可能性が展開する場である』
感情的な苦痛の集積「ペインボディ」の概念
『人間には古い記憶を長々とひきずる傾向があるから、ほとんどの人はエネルギーの場に古い抱えている。私はこれを「ペインボディ」と呼んでいる。』
『ほとんどすべての人がもっている古くからの、しかしいまも生き生きと息づいているこの感情のエネルギー場、それがペインボディである。』
『いまの自分をきちんと観察し、ペインボディが活性化したときに重苦しいネガティブな感情が流れ込んだら、それがペインボディだ、と気づくこと。認識できれば、相手はもうあなたのふりをして暮らし、糧かてを吸い上げて大きくなることはできない。』
『過去の人生は記憶としてあなたのなかに生き続けるが、その記憶自体は問題ではない。それどころか記憶のおかげで過去から、そして過去の過ちから学ぶことができる。記憶、つまり過去に関する思考にあなたが完全に支配され、それが重荷に変わったときに初めて記憶が問題となる。
そしてあなたの自己意識の一部になる。過去に条件づけられた人格があなたの牢獄となる。
記憶が自己意識の衣をまとい、あなたの物語があなたの考える「私」になる。
この「小さな私」は幻想で、時も形もない「いまに在る」状態というあなたの真のアイデンティティを覆い隠してしまう。』
『きちんと向き合い、受け入れ、そして手放すという作業がなされなかったネガティブな感情は痛みを残す。その痛みが積み重なり、身体の全細胞で活動するエネルギー場をつくりあげる。このエネルギー場を形成するのは子ども時代の痛みだけではない。青年期や成人後のつらい感情も付加されていく。その大半はエゴの声が生み出したものだ。』
『すべての生命体と同じく、ペインボディもときおり糧を、新たなエネルギーを、取り入れなくてはならない。ペインボディが補充する糧とは、それ自身と同種のエネルギー、いわば同じ周波数で振動しているエネルギーだ。』
『感情的につらい体験は、何でもペインボディの糧になる。だからこそ、ペインボディはネガティブな思考や人間関係の波乱によって肥え太る。ペインボディは不幸依存症なのだ。とくに男性だが、女性でもアルコールの飲みすぎはペインボディを目覚めさせやすい。
酔っ払ってペインボディに乗っ取られると、性格が激変する。』
ペインボディ=ボディートークの感情開放の概念
ボディートーク療法の項目の中に、「感情解放」という項目があります。
⇒ ボディートーク療法について詳しくはこちら
核となる感情のエネルギーに、似たような感情のエネルギーがたくさんひっついて巨大化してきます。
巨大化した感情エネルギーを、根こそぎ抜いてしまうのが感情解放です。
これは上記のペインボディの概念とよく似ていますね。
⇒ 感情開放とは
核には大きなトラウマがあるかもしれませんし、過去世的なものやマトリックス(信念システムのエネルギー)があるかもしれません。
エゴとアイデンティティ
『大事なのは、親という機能に自分を同一化して役割になりきってしまわずに、その機能を充分に果たすことができるかどうかである。 親として必要な機能には、子供の必要性を満たすこと、危険な目にあわないようにすること、ときには何をしなさい、何をしてはいけないと命令することが含まれている。だが親がアイデンティティになってしまうと、自分という意識のすべてもしくは大半が親という意識に染めあげられ、親という機能が過剰に強調され拡大されて、自分を見失う。』
『無意識の強い人たちは、他者への投影を通じて自分のエゴを経験する。相手のなかの何かに反応するのは自分にも同じものがある(自分のなかにだけある場合もある)からだと気づけば、自分自身のエゴが見えてくる。ここまでくれば、自分が他人からされていると思っていることは、実は自分が他人にしていることだとわかるかもしれない。そうなれば、自分を被害者だとは思わなくなる。』
『どんな状況でも、その役割に自分を同一化せずに、しなければならないことをする。これがこの世に生まれ出た私たちが学ぶべき人生の基本的なレッスンである。』
五感と感情について
『すべての生命体と同じくあなたの身体にも有機体としての身体自身の知性がある。その知性はあなたの心の言うことに反応し、あなたの思考に反応する。感情は心に対する身体の反応なのである。』
『五感からのインプットを神経の信号に変換して脳に送り、解析し、外界の現実と整合性のある内的イメージにまとめあげている。』
『身体は頭のなかの声が語る物語を信じて反応する。この反応が感情である。 そして今度は感情が、感情を生み出した思考にエネルギーを供給する。これが観察も検討もされない思考と感情の悪循環で、感情的な思考と感情的な物語づくりにつながる。』
『本能的な反応は感情に似ているが、真の意味での感情ではない。本能的な反応と感情の基本的な違いはこういうことだ。本能的な反応は外的な状況への身体の直接的な反応であるのに対し、感情のほうは思考への身体の反応なのである。』
呼吸の重要性
『呼吸を観察すると、いやおうなしにいまこの瞬間に「在る」ことになる。これがすべての内なる変容の鍵なのだ。』
『呼吸を観察するというのは、思考から関心を引き離して空間をつくることだ。意識を喚起する方法の一つである。』
その他
『目覚めた行動の三つのモードとは、受け入れる、楽しむ、情熱を燃やす、の三種である。』
『情熱を燃やすとは、自分がしていることに深い喜びを感じると同時に、目指す目標やビジョンの要素が加わることを意味する。』
『この地上での悪行の犯人はたった一人しかない。人類の無意識だ。そこに気づくことこそが真のゆるしである。』
最後に
結局すべての言葉が重要で全然まとまりませんでした(笑)
是非読んでみてください。