こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
本日は健康に関する本をご紹介します。
『脳が強くなる食事 ~GENIUS FOODS~』
著者:マックス・ルガヴェア ポール・グレワル
訳者:御舩 由美子
出版社:かんき出版
定価:1980円(税込)
脳が強くなる食事 ~GENIUS FOODS~ [ マックス・ルガヴェア ]
今はやりの健康知識の寄せ集め的な本。
少し偏った感じの記事も多いですが、その中でわたし自身が知らなかった部分だけ引用します。
それはリーキーガット症候群が原因で悪玉コレステロールを運ぶLDL(低密度リポタンパク質)が高値になることは、フィシオエナジェティック検査で気づいていましたが、その機序はわかりませんでした。
⇒ フィシオエナジェティックについて詳しくはこちら
その機序について書かれていました。
『小さくて高密度のLDL粒子が体内で過剰に発言するプロセスとして、正当に評価されていない説がある。正常に機能しなくなった消化管から始まるという仮説だ。人体の聖地である腸には、驚くほどたくさんの細菌が住みついている。こうした細菌はたいていは友好的で、縁の下の力持ちとして私たちの生命を支えてくれている。だが私たちが彼らの住み処のメンテナンスをないがしろにすると、細菌のかけらが血液中に「流れ出して」、大問題を起こす。』
腸内細菌は腸という解剖学的には体の外にいるから役に立つのであって、体内に入り込むと、さまざまな問題を引き起こします。
『このような細菌の標準的な構成成分の一つは「リポ多糖(LPS)」という。このLPSは、内毒素(エンドトキシン)という名でも知られている。正常な状態なら、この内毒素は安全に保管されている。ちょうど腐食性の高い塩酸が、胃のなかに保管されているようなものだ。だが株の消化管は、胃のなかとは違って栄養素を活発に血液中に運び出している場所だ。この輸送システムを制御している腸壁バリアは、必要な栄養素だけを選んで通過させているが、西洋型の食事とライフスタイルによってバリアに隙間ができると、そこからLPSが漏れ出してしまう。』
腸壁バリアに隙間ができることをリーキーガット症候群と呼んでいます。
腸壁は栄養素だけを吸収したいのですが、それは簡単な事ではありません。
細菌やカビ類、それらが作るエンドトキシンは体内に入らないようにガードしています。
『私たちの身体には、このようなダメージを制御する仕組みが備わっている。ちょうど火事場に消防士を向かわせるように、コレステロールの運び屋のLDLを救助に向かわせるのだ。この仕組みは、LDL粒子が抗菌的な役割を果たし、「リポ多糖結合タンパク質」というドッキング部位がLPSに結合すると考えられている。まずは肝臓が、炎症のシグナルを受け取ってLPSが血管に入り込んだことを感知すると。LDLをたくさん合成する。そのLDLが、LPSに結合して中和する。そのため、慢性的に腸が「漏れやすい」状態だとLDL値が非常に高くなるかもしれない。』
なるほど~
知らなかったです。
だからLDLが高値になるんですね。
『その上、LDLがLPSと結合すると、こうした有害物質を運ぶ粒子を処分する肝臓の力を内毒素が奪い、ダブルパンチを食らわすかもしれない。このような理由で、心血管疾患は消化管から発生すると考える心臓外科医は、少ないながらも増えてきている。』
当院のフィシオエナジェティック検査でも肝臓機能低下の一番の原因として多いのがリーキーガット症候群です。
さらに血管障害の一番の原因もリーキーガット症候群です。
もちろん血管障害は他にも様々な原因があります。
ではリーキーガット症候群が予防したり改善させるためにどうしたらいいかについてはこの本に書かれていますので、購入してお読みください。