こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
甲状腺に影響し甲状腺ホルモンの合成を抑制するかもしれない物質としてレクチンがあります。
レクチンは甲状腺ホルモン分泌を抑制するかも~レクチン不耐性~
レクチンは植物がつくるフィトケミカルの一種です。
レクチンとは?
レクチンとは Goldsteinらにより次のように定義されています。
免疫反応の産物以外の、糖結合性のタンパク質または糖タンパク質で、細胞または複合糖質を凝集するものをいう。
2つ以上の結合部位を持ち、動・植物細胞を凝集することができる。
凝集は、単糖またはオリゴ糖により特異的に阻止される。 一般的にレクチンとは、植物・動物・微生物等に存在するタンパク質または糖タンパク質のうち、糖に対する特異的結合活性 をもった物質の総称として用いられています。
https://www.cosmobio.co.jp/product/detail/lectin.asp?entry_id=13294 より引用
レクチンを含むもの
レクチンを含むものは、
- ナス科植物(ナス、トマト、トウガラシ、ジャガイモ、クコ、ピーマン、パプリカ、たばこ、など)
- 豆類(大豆など)
- ピーナツ、カシューナッツ(ナッツではない)
- 卵白
- イチゴ
- パイナップル
- アルコール
- チョコレート
- エビ・カニ類
- 魚類の一部
- 穀物(玄米、米ぬか、ふすま、蕎麦)
- 砂糖
- キュウリ
- メロン
- トウモロコシ
などです。
※十分に水に浸して戻した後、沸騰状態で柔らかくなるまで十分に加熱すると無害化します。
レクチンの害
レクチンの害は、
- リーキーガット症候群(タイトジャンクションの破壊)
- 免疫機構が活性化され炎症を起こす
- 肥満細胞からヒスタミンの遊離を促進させる(アレルギー症状の悪化)
- 吐き気、ガス、腹部膨満感
- 栄養素の消化吸収(特に蛋白質と炭水化物)を妨げる
- 悪玉細菌の増殖
等が考えられます。
レクチンが引き起こすかもしれない症状
レクチンが引き起こすかもしれない症状としては、
- 甲状腺機能低下
- 自己免疫疾患
- 関節炎
などがあります。
レクチンに関するおすすめ本
食のパラドックス 6週間で体がよみがえる食事法 [ スティーブン・R・ ガンドリー ]
とりあえず甲状腺機能低下のある人はレクチン(特にナス科植物(ナス、トマト、トウガラシ、ジャガイモ、クコ、ピーマン、パプリカ、たばこ、など)と大豆製品は避けたほうがいいですね。