こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅のホリスティック療法治療院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
本日は「小児喘息と大人の喘息の違い」についてお話しします。
小児喘息と大人の喘息の違い
小児喘息と大人の喘息には違いがあります。
小児喘息は簡単に治りますが、大人の喘息を治すのは大変です。
何故でしょうか?
小児喘息のほとんどは思春期を超えると治ります。
でも大人の喘息は一生付き合っていくしかありません、とお医者様に言われている人もいます。
何故でしょうか?
大人の喘息を治すのが難しい理由
大人の喘息を治すのが難しい理由としては、
- 小児喘息と大人の喘息は違います。小児喘息は自律神経である副交感神経優位で起こります。大人の喘息は交感神経優位で起こります。ステロイドや気管支拡張剤は交感神経を刺激します。ですので大人の喘息を悪化させる原因になるのです。子供の喘息は思春期を超えると交感神経優位に変わるので治ってしまうのです。
- ステロイドや気管支拡張剤は免疫抑制剤です。加齢とともに免疫力が落ちてくると影響が大きくなり、カビが増えやすくなるため喘息を悪化させます。
⇒ カビ(真菌)感染について詳しくはこちら - 加齢とともに肺の機能が落ちるという要因もあります。日常的に肺はたくさんの化学物質を取り込みますので、だんだんと疲れてきます。
などがあります。
自律神経(交感神経と副交感神経)とは?
自律神経は内臓をコントロールする神経です。
交感神経は運動性の神経と呼ばれ、主に心臓や肺の活動を促進させます。
副交感神経は交感神経とは反対に作用し、主に消化器官の働きを促進させます。
人体ではおよそ12時間交代でこのふたつの神経の優位が入れ替わるとされています(活動時は交感神経優位、就寝時は副交感神経優位)。
また15歳くらいまでは副交感神経優位ですが、15歳を越えると交感神経優位に移行していきます。
気管支が収縮している状態というのは副交感神経が優位に働いている状況です。
大人の喘息は交感神経過剰で起こる!?
今の西洋医学的対応(ステロイドや気管支拡張剤)では、
- 小児喘息は大人になると治ります。
- 大人の喘息は治らなくなります。
つまり、大人になってからの喘息のほうが大変であるということ。
なぜなのでしょうか?
先ほど説明した通り、気管支が収縮し呼吸がしにくい状態(喘息発作が出ている状態)というのは、副交感神経が過剰に働いている状態です。
気管支拡張剤やステロイドは、交感神経を刺激し気管支を拡張させます。
結論から言います。
- 子どもは副交感神経が優位なので交感神経を刺激するステロイドや気管支拡張薬が役に立つ
- 大人は交感神経優位なのでステロイドや気管支拡張薬は悪影響になる
では、なぜ交感神経優位なのに喘息になるのでしょうか?
例えば、交感神経が過剰に優位になると、血管が収縮します。
このままだと脳に血液が行かなくなってしまうので、いずれ副交感神経に大きく傾きます。
このようにシーソーのようにバランスを取っているのです。
この幅が大きければ大きいほど、喘息発作が出やすくなるのです。
ですので、大人の喘息は交感神経を刺激するステロイドや気管支拡張薬を使うと悪循環になるのです。
小児喘息は思春期になり交感神経が優位になってくると、治ることがほとんどなのです。
当然、大人の喘息の方が大変なんですね。
大人の喘息でお困りの方、ぜひご相談ください。
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