こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
本日は、手根管症候群のお話しです。
手根管症候群の原因がビタミンB6不足!?
フィシオエナジェティック検査で手根管症候群の原因を調べると、さまざまな問題がありますが、手根管症候群の原因のひとつとしてビタミンB6不足というケースがあります。
⇒ フィシオエナジェティックについて詳しくはこちら
手根管症候群は手首の手根管で正中神経が圧迫され、手首の痛みや手のしびれなどが起こる病気です。
ですが、神経機能が正常な人は、圧迫が起きたとしてもしびれは起こりません。
神経の異常を引き起こす問題の一つに、ビタミンB6不足があります。
ビタミンB6不足は正中神経に影響を与え、さらに正中神経が支配している母指対立筋などに影響します。
母指対立筋に力が入らなくなると、前腕部の尺骨という骨と橈骨という骨の感覚が広がるため、より手首や手首や指を動かす筋肉に影響します。
よくテニスの選手が手首を守るためにリストバンドをしてますよね。
あれは、尺骨と橈骨が広がり、筋肉や腱に負担がかかるのを防いでいるのです。
ビタミンB6(ピリドキシン)の役割
ビタミンB6(ピリドキシン)の役割としては、
- ナトリウムとカリウムのバランスをとることを助けます。
- 葉酸やビタミンB12と共同しホモシステインを減少させることによって、心臓血管の健康につながります。
- 正常な赤血球の生産を促進します。
- 血液の抗凝固作用
- ホルモン生産のコントロール
- 抗体の生産を促進します。
- たんぱく質(アミノ酸)の代謝の補酵素としての役割があります。
- 脂質代謝に必要な酵素の合成
- たんぱく質と脂肪の吸収
- 神経伝達機能
- ドーパミンやセロトニンなどの神経伝達物質の合成
- 神経伝達物質の代謝
- 胃酸の成分である塩酸の生産を助けます。
- ビタミンB12の正常な吸収
- 腎臓結石を防ぐ(シュウ酸の代謝)
- トリプトファンをナイアシン(ビタミンB3)に転換するのを助けます。
- 神経と皮膚障害の予防
- 細胞の中にマグネシウムを取り込むのを助ける
- つわり緩和
- 抗うつ薬による口の渇きや排尿障害の緩和
- 夜間の筋肉の痙攣、ひきつり、手のしびれ
- 結合組織(エラスチン)の合成
- 解毒を促進
- ヒスタミンの増加を防ぐ(DAOの合成)
などがあります。
ビタミンB6が不足すると・・・
ビタミンB6が不足すると、このような症状につながるかもしれません。
- 肩こり
- 貧血
- 神経疾患
- 肌の不調および傷を引き起こす
- 蕁麻疹・皮膚炎
- 痙攣やてんかん発作
- 皮膚炎
- 蕁麻疹
- 口内炎
- 神経炎
- 脂漏性皮膚炎
- 舌炎
- 口唇炎
- 神経過敏
- 抑鬱症状(うつ病)
- 末梢神経炎
- 筋肉の痙攣
- 動脈硬化
- 手足のしびれ
- PMS(月経前症候群)
- 脂漏性皮膚炎
- 手根管症候群(腱鞘炎、ばね指)
- 不眠症
- 脳内神経伝達物質に影響
- アレルギー症状、蕁麻疹
- 腎臓結石
- 脂肪肝
など。
ビタミンB6を含む食品
ビタミンB6を含む食品としては、
- 肉
- 魚
- 卵
- レバー
- 玄米
- ナッツ
などがあります。
※水溶性なので毎日補充が必用です。
ビタミンB6を消費するもの
ビタミンB6を消費するものとしては、
- アルコールやカフェイン飲料はビタミンB6を大量に消費します。
- ピルなどの薬剤や鎮痛剤の摂取やシップなどは、ビタミンB6を消費するの原因になります。
などがあります。
その他ビタミンB6不足の原因
その他ビタミンB6不足の原因としては、
- 消化酵素不足によるタンパク質の消化不良
- 摂取不足(動物性たんぱく質)
などがあります。
ビタミンB-6サプリメント
そのほか手根管症候群の原因
そのほか手根管症候群の原因としては、
- 歪みの問題
- 経絡(脾経)の流れの問題(母指対立筋の弱化)
- ビタミンB1不足
⇒ ビタミンB1について詳しくはこちら - ビタミンB12不足
⇒ ビタミンB12について詳しくはこちら - ヘルペスウイルスによる神経異常など
などがあります。
ビタミンB群としてまとめて取るといいかもしれませんね。
ビタミンB100 コンプレックス (ビタミンB群)
手根管症候群の原因はたくさんありますが、もしかしたら治らない慢性の手根管症候群の原因はビタミンB6不足かもしれません。
カフェインやアルコールを飲んでいる方で手根管症候群の方はビタミンB6不足かもしれません。
ビタミンB6を摂取しても治らない原因不明の手根管症候群でお悩みの方、是非ご相談ください。