こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
みうらじゅんさんの本はいつ読んでも、真面目な文章なのにところどころ吹き出してしまいます。
電車で読んでいるとかなり危険です。本を読みながら、くすくすと笑っている変な人に見えます(笑)
そして、ところどころに核心を突く文章が突然出てきてビックリします。
本当に素晴らしい内容なので、失礼ながら長文引用させていただきます。
題『自分を変えることを恐れるな』
『「本当の自分とは何か?」「自分らしさとは何だろう?」ということを、どれだけ真剣に考えようと答えなんて出るわけがありません。自分というものがこの世で一番厄介で面倒臭いものだからです。それをなぜみなさんがわざわざ探そうとするのか、不思議でなりませんが、〝自分にも都合がいい自分〟なんて、どこにもいるはずはありません。だからといって、すぐに自分をなくすことができるかというと、それは大変難しいと思います。でも方法はあるのではないでしょうか。 それは誰かに「憧れ=なりたい」と思うことです。 円谷英二しかりお寺の住職しかりボブ・ディランしかり。「その人になりたい!」と思って、必死で真似をしているとき、自分はなくなっています。その人になりたいと思って、できるだけ真似をする。つまり誰かを好きになって夢中になる、という癖をつければいいのです。それは、自分をなくしていく技術を獲得することでもあるのです。そして、リスペクトする人をどうしても真似しきれなかった余りの部分、いわゆるそれが「コンプレックス」と呼ばれるやつですが、そのコンプレックスこそが「自分」なのであって、これこそが「個性」なのです。』
とぼけた顔して、すごいお話しです。自分がなかなか人のまねをできないのは、自分らしさという思い込みにしばられているのかもしれません。真似をしないのでコンプレックスがあまりないのかもしれませんが…『本当はできるのに、変わることを恐れて、できないと決めているだけです。 つまり「自分らしきもの」があると思っている。そしてそれをキープしようとしている。だから変われないのです。 自分らしさへの可能性については熱心なのですが、「自分をなくす」可能性には目を向けません。自分をなくせば、変わることが簡単にできるし、それは思っているより悪いものではないかもしれません。』
自分らしさなんてありません
そ~いうことか!!
自分らしさなんてないんだ!!
本当の自分とは、ということばかり考えていた私には目からうろこです。
なんでこんなに単純なことに気づかなかったんだろう!!
「自分らしきもの」があるという幻想を捨てれば、なんにでもなれるんだ!!
いや~久しぶりに目からうろこが落ちました。
ボディートーク療法で自分自身が大分変ったと思っていたのですが、核心部分がまだ残っていますね。
私は人前でしゃべることが苦手で…っていつも言ってますね。
みうらさんの話しを聞いていても、特にテレビでは偉そうにすることもありませんし、賢くも見えません(笑)
決してわざと笑わせようという意思を感じられないのに、時々くすっと笑ってしまう…
本を読んだりしていても、良いことを言おうという意思を感じないのに、良いことを言う。
そうだ!!
みうらじゅんさんのようなしゃべり方を真似したらいいのかも!!
緊張するとどうしても力が入り、良いことを言わなくてはと思ってしまうのですが、それをやめてあえて、みうらじゅんさんのようなしゃべり方を真似してみればいいんだ!!
みうらさんなんか、一切賢く見られようとかいう意思がないですよね。
でも、時々とぼけた顔してすごいこと言って、時々くすっと笑わせれてしまう。
考えてみると、まだまだ自分を無くせないと思ってしまう自分がいます。
とりあえず研究してみよう(笑)
みうらじゅんさんのような人に多少あこがれている部分はあるのかな~(笑)
その他にも名言が満載です。
『機嫌ブーム』『そのときの「俺」や「私」といものが、一体なんであるのかー。先にも述べましたが、いくら「自分探し」をしても、その答えがでるはずもありません。いつもの「俺」かも、どの「私」かもわからないわけですから。それよりも、「自分をなくす」ほうが、はるかに具体的な解決になるはずです。つまり「機嫌を取る」=「自分なくし」なのです。「なんで俺が」をやめて、相手の機嫌を取ることを考えた方が、人間関係がスムーズにいくことは明らかです。しかし、これは大変な「修行」です。けれど、人に喜ばれることは間違いありません。』
私も、毎日家で「機嫌取り修行」をおこなっております。
でも、まだまだなんです。
その理由は…
『難しいのは「機嫌を取る」ふりをしながら、ひそかにキックバックをもとめてしまうことです。「相手のためにこれだけ尽くしたから、きっとこれだけの報酬を得られるはず」というものです。』
『残念ながら人間は弱いもので、どうしてもキックバックを求めてしまいます。しかし「ご機嫌界」では、「修業が足りない」ということになってしまうのです。』
はい、修業が足りません。
セミナーで勉強をさせていただくというキックバックを求め、日々「ご機嫌を取る」ふりをしています。
まだまだ修行が足りませんね(笑)
皆様、読んだ方がいいですよ!!
やはりこの人は、マニアの仮面を被った仏様かもしれません(笑)