こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
本日は前回ご紹介した本の続きのお話です。
『メディカル・ミディアム 人生を変える食べ物』
著者:アンソニー・ウィリアム
訳者:辻谷 瑞穂
出版社: ナチュラルスピリット
価格:3,960円(税込み)
メディカル・ミディアム 人生を変える食べ物 [ アンソニー・ウィリアム ]
「日光を浴びることの重要性」「口内Phは弱酸性が健康!?」
「アドレナリンの悪影響」「ミネラルの重要性」「日光を浴びることの重要性」「口内Phは弱酸性が健康!?」などの話題をした後に、ちょっとわからないポイントについて書きたいと思います。
アドレナリンの悪影響
『アドレナリンは急性の短期的なダメージから私たちを守ってくれることになっています。しかし私たちが長期間アドレナリンに頼っていると、アドレナリンはダメージの元になります。電池は本体内を酸が急激に流れる仕組みですが、酸のように腐食性のあるアドレナリンが体内を大量に流れると有毒です。その結果起こるのが、副腎疲労、免疫不全、アジソン病、高血圧、不妊、抑うつ、膣の乾燥、体重増加、ブレインフォグ、運動性チック、ひきつけ、痙攣、視力障害、偏頭痛、性欲減退、むら気、不安感、恐れ、道に迷った感じ、無関心、疲労感、妄想、信頼する能力の欠如です。』
アドレナリンとは副腎髄質から分泌される血圧上昇作用のあるホルモンです。
ストレスや心身に緊急事態が起こったときに分泌され、速攻で作用するホルモンです。
本来は対応後にフィードバックがかかり、アドレナリンが抑えれるのですが、何らかの理由でフィードバックがかからなくなりアドレナリン過剰の状態が続くことがあります。
それにより上記のような症状が出る可能性があるのです。
フィードバックがかからなくなる原因は様々ありますが、
- 長期にわたるストレス
- 視床下部・下垂体・副腎の問題
- 扁桃体の過活動
- ビタミンD不足(日光浴不足)
などなど。
ミネラルの重要性
『ミネラル塩は、全身に情報を行きわたらせ、何が起きてもバランスを保とうとする力を持っています。ミネラル塩は、心臓や、臓器すべてを支配している脳によって生み出される電気に関与しています。また、心臓の拍動を維持し、脳のA地点からB地点まで(すなわち、ニューロンからニューロンへ)情報を伝達するのに必要な神経伝達物質を生み出します。ミネラル塩は腎臓と副腎の働きを維持し、食べもたものを消化吸収するために、腸で塩酸を作ります。』
『ミネラル塩はほかにも、体温を調節し、体温が上がりすぎないように抑え、冷えるのを予防します。』
ミネラル塩は人間にとってのとても重要な栄養素。
野菜などが土から吸収したミネラル塩はどんどん減っていっていると言われています。
足りない分は塩などから補わなければいけません。
日光を浴びることの重要性
『日光にはほかにも、心身の健康に対して未発見の効果が無数にあり。ビタミンDを増やす以上のことをたくさんしてくれます。日差しが増えれば、ビタミンA、ビタミンB、科学では発見されていない栄養素が増え、不安は抑えられ、抑うつも和らぎます。皮膚に日光を浴びると食物の消化と栄養素のメチル化のプロセスが進み、その栄養素は体が使えるように変換されます。』
個人的にも日光を浴びることの重要性はビタミンD合成以外にもあるとずっと言っています。
例えばビタミンDをサプリメントで飲むことは、日光の恩恵のほんの一部だけフォローしているにすぎないのです。
日光は交感神経の過剰な緊張を抑え、血行を良くし、ストレス状態を緩和するのにも役に立ちますし、概日リズムにも影響します。
朝、日光を浴びないと一日が始まりません。
科学では発見されていない栄養素やホルモンなどの物質はたくさんあるに違いありません。
口内Phは弱酸性が健康
『口内のPHが酸性になるという情報はいくつかありますが、これは誤りです。』
実は口の中が酸性になると虫歯が増える、酸が歯を溶かすというのは嘘です。
この本の中では私の書き方とはちょっと違う書き方をしています。
これについては過去に記事にしたのでお読みいただければと思います。
⇒ 虫歯の原因はカンジダ菌かもしれません~虫歯を予防するには?
ちょっと違うけどわからないでもないポイント
『ナス科の野菜は、関節炎などの疾患を悪化させるという話しを聞いたことがあれば、忘れてもらって構いません。』
当院ではナス科不耐症はよく出てきます。
上記のように、この本に書かれていることは当院の臨床上まさしくと思うことばかりなので、もしかしたら私が間違っているのか、と一瞬思いました。
ですが、このように考えられるのではないか、と思っています。
- ナス科の植物は本来夏野菜ですので、ナス科の体を冷やすアルカロイドの作用は役に立つ。ですが今は冬でも夏野菜がある。冬には夏野菜は食べ過ぎないほうがいい。
- ナス科の植物は熟すと毒が減るのでトマトなどの影響は少ない
- 日本では熟していないナスは漬物にする文化があったが、今はそのまま食べる人が多い
- 海外ではピーマンも熟してから食べることが多い(日本は緑の物を食べる)
『卵はもはや、私たちのためには働いてくれません。今は、特に自己免疫障害や癌に関与するウイルスの爆発的増加の材料となることによって、私たちのためにならない働きをしています。たとえ健康に良いとされている放し飼いの卵であっても、これは真実です。』
理由は全く書かれていません。
正直なところはっきりした理由はわかりません。
食べている食べ物のせいなのかもしれませんが、はっきりわかりません。
個人的には平飼いのできるだけ健康的な餌を食べた健康的な鳥から生まれた卵がいい、とは思いますが。。。。
今後理由が分かれば記事にします。