こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
昼間眠たい患者様をフィシオエナジェティック検査で原因調べると、コリン不足でした。
⇒ フィシオエナジェティックについて詳しくはこちら
昼間眠いのはコリン不足(アセチルコリン不足)かもしれません
もちろん、昼間眠たくなる原因はコリン不足だけではありませんが、本日はコリンについて説明します。
コリンの役割
コリンは水溶性のビタミン作用物質で、ビタミンBの一種と考えられています。
コリンの役割としては、
- イノシトールとともに働き脂肪とコレステロールを体が使えるようにする(HDLコレステロールを増やす)
- 細胞膜(リン脂質)の材料であるフォスファチジルコリンの生成
- レシチンの材料(肝臓での脂質代謝や神経伝達物質であるアセチルコリンの材料、コリンはイノシトールと結合して「レシチン」というリン脂質を生成します)
- アセチルコリンの材料(記憶力、副交感神経のコントロール)
- メチル供給体ベタインの合成(ビタミンB6、葉酸、ビタミンB12などと共にホモシステイン濃度を下げる)
- 胆汁酸の合成
- 肝臓の解毒機能を助ける
- 肝臓の免疫細胞クッパー細胞の活性化
- 鎮静効果
- アルツハイマー治療の助けになる
などがあります、
コリンが不足すると・・・
コリンが不足すると、
- 肝硬変
- 脂肪肝
- 動脈硬化
- 昼間眠たくなるなどアセチルコリン不足の症状
などの症状が起こるかもしれません。
アセチルコリン低下による症状(副交感神経の抑制)
アセチルコリンは神経伝達に必要な神経伝達物質です。
主に副交感神経系の神経伝達の関係します。厳密にいうと一部交感神経系にも関与します。
アセチルコリン低下による症状(副交感神経の抑制)としては、
- 高血圧
- 血行不良
- 片頭痛
- 記憶障害
- 精神症状(パニック障害・イライラ)
- アルツハイマー病
- ドライアイ、ドライノーズ
- ドライマウス(口の渇き)
- 目の症状(目のかすみ、視野狭窄、緑内障など)
- 昼間眠くなる
- 筋肉の痙攣、攣り、筋力低下、眼瞼下垂
- 嚥下障害、後鼻漏
- 小脳機能低下(ふらつき、姿勢制御の問題)
などがあります。
よく「眠くなる成分」という表現があります。眠くなる成分のことを、アセチルコリンを抑制するという意味で「抗コリン薬」とか「抗コリン作用」と呼ばれます。
抗コリン作用として有名な薬が、抗アレルギー剤(抗ヒスタミン剤)ですね。自然にある物質としてはアルミニウムです。
コリンを含む食品
コリンを含む食品としては、
- 卵黄
- 緑黄色野菜
- レバー
- 大豆
などがあります。
※水溶性なので毎日補充が必要(レシチンは脂溶性)
コリンが不足する原因
コリンが不足する原因としては、
- 肝臓機能の問題(コリンを分解するコリンエステラーゼは肝臓で作られます。悪性貧血、腎臓障害、糖尿病、甲状腺機能亢進症(バセドー氏病)などによりコリンエステラーゼが多くなりコリン不足になることがあります⇒脂肪肝になる)
- 抗コリン作用のある薬剤の使用(抗アレルギー薬や抗ヒスタミン剤、風邪薬など、アセチルコリンを抑制する抗コリン作用を持つ薬の影響でアセチルコリンが作れないケースがあります。)
- 腸内環境の問題(乳酸菌不足)
- 胃酸不足
- ビタミンB12不足
- 摂取不足
などがあります。
コリンサプリメント
その他、昼間に眠くなる症状の原因
その他、昼間に眠くなる症状の原因としては、
- 不眠症
- 副腎機能低下
⇒ 副腎機能低下について詳しくはこちら - 甲状腺機能低下
⇒ 甲状腺機能低下について詳しくはこちら - 食後の低血糖症
などがあります。
昼間眠たい原因はコリン不足(アセチルコリン不足)だけではありません。原因不明の昼間眠い症状でお悩みの方、是非ご相談ください。