こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
アンチエイジングと言えば、通常は目に見える場所、つまりお肌の問題のことだと思います。
アンチエイジングの要は活性酸素とAGEsです
肌のアンチエイジングを考える時に重要なポイントをいくつかご紹介します。
アンチエイジングを阻む老化の原因・活性酸素とは?
活性酸素は、カフェインやアルコール・薬剤などを肝臓が解毒する際や、激しい運動の際や、放射線や紫外線などで発生します。
体内では活性酸素を取り除くために、食べ物の中の抗酸化物質を使ったり、自身もグルタチオンペルオキシターゼやSOD(スーパーオキシドディスムターゼ)、カタラーゼなどの抗酸化物質を作り対抗します。
活性酸素は、細胞を破壊するので老化の原因になったりします。
老化を抑えるかもしれない抗酸化物質
老化を抑えるかもしれない抗酸化物質をご紹介します。
※下記のハーブ/栄養素はすべての人に役立つわけではありませんし、合わないひともおられます。自己判断で摂取する場合は、体調の変化に注意し、一か月以上の長期摂取は避けてください。
ビタミンC
抗酸化物質の代表でもあります。抗酸化物質ビタミンEの酸化を防ぎます。
ビタミンE
抗酸化物質であり、脂質(コレステロールなど)が酸化してしまうのを防ぎます。
ビタミンA
脂溶性の抗酸化物質です。
ビタミンB群
ポリフェノール類(ビタミンP:ケルセチン・バイオフラボノイド)
抗炎症作用、血管修復作用があります。
L-システイン(アミノ酸)
L -メチオニン(アミノ酸)
マルチミネラル
マンガン・亜鉛・セレンは体内の抗酸化物質を作るのに必須の栄養素です。鉄は諸刃の剣で少量は役に立つのですが、大量になると逆に活性酸素を増やします。下記のマルチミネラルは鉄が含まれていません。
オメガ3(DHA/EPA)
アンチエイジングを阻む糖化とは?
「AGEs(終末糖化産物)」と「糖化」について説明します。
コラーゲン組織が糖化すると皮膚の老化につながります。
コラーゲンを老化させるAGEs(終末糖化産物)とは?
AGEs(終末糖化産物)は糖とタンパク質が結合したものです。
このAGEs(エイジス)が老化の原因になります。AGEsはAGEとも呼ばれます。
「AGEsは終末糖化産物とも呼ばれ、糖とタンパク質が加熱されることによって結合した物質です。体内にたまると、内臓、筋肉、血管、脳など体中のタンパク質の働きを低下させます。AGEs化したタンパク質は、細胞表面のAGEs受容体と結びつき、炎症や臓器の障害を引き起こします」
AGEsは高温で加熱すると増えます。
AGEsの含用量は食品ごとに差があり、揚げ物と煮込み料理では揚げ物の方がAGE値が高くなるなど、調理法でも大きく異なります。
加熱してこんがり焼けたキツネ色部分には多くAGEが発生します。
糖化とは?
糖とタンパク質が結合することを糖化と言います。糖化=老化です。
例えば血液検査で糖化を示すものとして「HbA1c(グリコヘモグロビン)」があり、糖尿病の指標になります。
AGEsを多く含む食べ物
AGEsを多く含む食べ物としては、
- パンケーキ、ホットケーキ
- フライドポテト
- ポテトチップス
- とんかつ・から揚げなどの揚げ物
- ベーコン
などがあります。
AGEsが引き起こす症状
AGEsが引き起こす症状としては、
- 白内障
- 皮膚の老化(顔のたるみやシワ)
- 動脈硬化
- 心臓疾患
- 椎間板ヘルニア
- 骨粗鬆症
- 認知症
などがあります。
AGEsを減らす方法
AGEsは体内でも作られます。
一度体内に蓄積したAGEは、15年は消えないともいわれています。
ですので白内障になってしまうと、目標は症状の悪化を防ぐということになります。
AGEsを減らすポイントは糖質代謝の改善と活性酸素除去です。
糖質代謝を改善する
特に砂糖と精製炭水化物の摂取を減らすことはとても重要です。
糖質代謝異常は、
- 肝臓機能低下
⇒ 肝臓機能低下について詳しくはこちら - 副腎機能低下
⇒ 副腎機能低下について詳しくはこちら - 膵臓機能低下(インスリン不足など)
- 脂肪組織の問題
- インスリン抵抗性
などがあります。
アンチエイジングに関するおすすめ本
革命アンチエイジング―若々しく美しく元気に生きる 米国アンチエイジング医学会公認の完全ガイド
AGEs(終末糖化産物)に関する記事
- AGEs(終末糖化産物)を減らすかもしれないL-カルノシン
- 骨を強くするのにカルシウムは必要なのか?~ 骨を弱くするAGE~
- アンチエイジングの要は活性酸素とAGEsです~抗酸化と抗AGEsで老化を防ぐ~
- 白内障の原因は糖化かもしれません