こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
本日は、引きこもりのお話しです。
引きこもりを解消するために、親が子を手放した方がいいケースもあります
引きこもりを解決するには親子の関係を断つことが必要なケースもあります
もちろん、それだけでは解決できないケースも多いと思います。
先日こんな記事を見つけました。
『
両親がいなくなった後、男性は次第に「自分ではい上がるしかない」と思うようになった。思い切って市役所に相談に行き、生活保護の受給手続きをした。向精神薬の服用を断ち、仕事探しも始めた。現在は生活保護を受けず、派遣社員として働きながら、洋服や食料品の輸入販売にも携わっている。
結果的に、両親と離れたことが自立のきっかけになったが、両親の真意は分からないままだった。ある日、自宅を掃除していると、ノートに挟まったメモ紙が出てきた。そこには複雑な親心が記されていた。
≪行動を起こしてほしいと思っても、言えば暴れて手のつけようがなくなる。一番つらいのは本人かもしれませんが、家族はもっとストレスがいっぱいです≫
殴り書き「家族も限界」 男性、49歳で自立促され
大分県北部で暮らす男性(54)は18年間、定職に就かず、実家にこもる生活を続けていた。行方不明となった70代の両親が書き残したメモ紙には、その心情がつづられていた。
《40歳、50歳代の人は親も亡くなり、1人になってしまいます。兄弟も自分の生活でいっぱいですし、家族全員の心は、いつもひっかかっています》
《当人も家族も限界に来ている人が多い。だから本人も自暴自棄になり、事件を起こしたりする人も多いのではないでしょうか》
老いや病気に直面し、息子を養う将来への不安。そんな事態を受け止めてくれない政治行政への不満-。相談窓口に寄せる文書の下書きだろうか、チラシ3枚の裏面にびっしり殴り書きしていた。複数の関係者によると、両親は行方不明になる前、市役所に相談に行っていた形跡がある。
男性は自らを残して去った両親に対し、恨めしさとともに「もう迷惑をかけなくてもいい」と、ほっとした気持ちもあった。メモの内容を踏まえ、今では「両親は自分を突き放し、自立させようとした」と考えるようにもなったという。
両親の行き先は知らないままだが、自宅には数カ月に1度、差出人不明の封筒が届く。中には数千円の現金と便箋が入っている。
《1人になって1年になりますね。だいぶん細くなっているでしょうね。1年間、1人で暮らせたら大丈夫ですね》
手紙は既に10通以上。しっかりした筆跡から、男性は「きっと、どこかで元気で暮らしている」と推し量る。覚悟して家を出た両親を捜す気はない。いつか戻ってくれば、今度は自分が両親を支えるつもりだ。
親と本人を一定程度、物理的に引き離す-。こうした手法は、一部の支援団体が試みている。NPO法人・ニュースタート(千葉県)の場合、1人暮らしや寮生活を体験させることを自立への第一歩としているという。
「親子が同居したままだと、親は子を手放さず、子は親の目を気にして主体的に動けなくなる。共依存の関係が引きこもりの長期化を招く」と、支援に当たるスタッフは話す。
もちろん、大分の男性のように、親が離れることによって必ず良い方向に向かうとは限らない。引きこもりとなるきっかけは不登校や受験での失敗、就職難、人間関係のトラブル、病気などさまざま。一人きりで支援を求めることができず、困窮したり、自暴自棄になったりすることもある。
』
上記の内容で、たくさんの問題点が分かります。
- 親が子を手放したからと言って、うまくいくとは限らない。でも、親が子を助けているかぎりは永遠に親が子離れできないし、子どもも自立できない。「可愛い子には旅をさせよ」です。
- 親が子を手放せないケースが多い。ここにはいろいろな意味があります。親が子を支配しているケース。子が親を支配しているケース。共依存のケース。親が「かわいそうな親」を演じてしまっているケースなど。
- 親が子供の面倒を見るのが当然だ、という社会の風潮があるし、親にもある。世間体が気になって手放せない。
- 一人になって生活保護を受けようにも、親に扶養する能力があれば受けられない。親が子供にお金を与えて一人暮らしさせても子は自立しない。
子どもが親離れするためには、本当の親の愛が必要
動物でも子どもが親離れするために、いろいろな工夫をします。
自分で食べ物を確保できるように狩りを教えたりしますし、極端な例で行くと崖から突き落としたりすることもあるのです。
これが本来の親の役割であり親の愛です。
人間の場合は、食べ物を確保するためには、ほとんどの人が働いてお金を稼がなくてはなりません。
だったら親は働いてお金が稼げるように教育しなければいけません。
今は学校ではアルバイトすら禁止している学校もあるみたいですが、これでは社会に出ていきなり働いたら挫折します。
学校では、働くことに対して、ほとんど何も教えてくれませんから。
「かわいい子には旅をさせよ」これが本当の親の愛です。
でも、引きこもりの原因は親子関係だけではありません。しんどいから動けないという人もいますし、メンタルが原因のこともあります。
引きこもりの原因で多いもの
引きこもりの原因で多いものとしては、
- 脳の問題(脳神経伝達物質の問題、うつ病など)
- トラウマ
- 親子関係、家族内のエネルギーバランス
⇒ 家族マトリックスについて詳しくはこちら - その人が持っているエネルギー(第8チャクラ)の問題
⇒ 第8チャクラについて詳しくはこちら - そもそも学校に行きたくない、仕事をしたくない
などがあります。
難しいですね。
私個人的には、親子関係の問題とそもそも家から出たくない理由があるケースの方が多いのではと思います。
親子関係の場合は自分の中にある家族のエネルギーを変えていくしかありません。
自分を変えることはできても親を変えることはできないですから。
当院では本人の望んでいないことを実現することはできません
当院では本人の望んでいないことを実現することはできません。
つまり親の願いをかなえることはできないのです。
本人が引きこもりたい、家から出たくない、仕事をしたくない、と思っているのであれば、当院ではそれに対してのお手伝いをします。
もちろん本人にとって家から出たほうがいい、仕事をしたほうがいい場合は、そのように導かれるかもしれません。
当院で引きこもりに対してできること
そもそも引きこもりの方は家から出られないので当院に来ることもできません。
その場合は代理テストをすることが可能です。
ただし代理テストには本人の同意が必要(本人に引きこもりをやめたいという意思が必要)なのが一番難しい問題なのかもしれません。
肉体的にしんどい場合はフィシオエナジェティックをおすすめします。
栄養療法やハーブなどを使って肉体的問題に対応します。もちろん心理的な問題にも対応します。
⇒ フィシオエナジェティックについて詳しくはこちら
精神的にしんどい場合や家族関係の問題の場合はボディートーク療法をおすすめします。
⇒ ボディートーク療法について詳しくはこちら
どちらがいいのかかわからない場合は70分コースの場合はこちらで判断します。