こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法治療院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
先日、がんと腸内細菌に関するこのような記事を見つけました。
『国立がん研究センター中央病院は健康な人の便から採取した腸内細菌をがん患者に移植し、がん免疫薬の効果向上を狙う臨床試験を始めると発表した。腸内細菌の働きは免疫機能と深く関わり、細菌群のバランスを改善することで薬の効果が高まる可能性がある。』
『人の腸内には1000種類以上、約40兆個もの細菌がおり、細菌が作り出す物質などを通して人の免疫機能に影響を及ぼす。がん免疫薬の効果が出ない患者では腸内細菌の多様性が低いと分かっており、移植で状態を改善すれば治療効果を高められる可能性がある。』
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOSG024E00S4A800C2000000/ より引用
腸内に住んでいる細菌と細菌が作り出す物質は免疫にとって非常に重要
腸内に住んでいる細菌と細菌が作り出す物質は免疫にとって非常であることはわかっています。
がん免疫薬とは?
がん免疫薬ってどういう分野の薬でしょう?
ChatGPTに聞いてみました。
がん免疫薬(がん免疫療法)とは、体の免疫システムを活性化させてがん細胞を攻撃する治療薬のことです。従来の化学療法や放射線療法とは異なり、免疫の力を利用してがんを抑えるのが特徴です。
主な種類
免疫チェックポイント阻害薬
免疫細胞(T細胞)ががん細胞を攻撃しやすくする薬。
代表的な薬:
- PD-1阻害薬(例:ニボルマブ〈オプジーボ〉、ペムブロリズマブ〈キイトルーダ〉)
- PD-L1阻害薬(例:アテゾリズマブ〈テセントリク〉)
- CTLA-4阻害薬(例:イピリムマブ〈ヤーボイ〉)
- CAR-T細胞療法
患者のT細胞を遺伝子改変し、がん細胞を特異的に攻撃する能力を強化して戻す治療法。
例:キムリア(CD19を標的とする)
がんワクチン
免疫を刺激してがんを攻撃させるワクチン。
例:プロステートがん用ワクチン(シプロシル-T)
サイトカイン療法
免疫細胞を活性化するタンパク質(例:インターフェロン、インターロイキン)を投与する方法。
メリット・デメリット
✅ メリット
- 副作用が比較的少なく、正常細胞へのダメージが少ない
- 長期的な効果(免疫記憶)が期待できる
❌ デメリット
- 効果が出るまでに時間がかかる
- 免疫が暴走し自己免疫疾患のような副作用(免疫関連副作用)が出ることがある
- 高額な治療費
従来の抗がん剤とは違う治療法のことですね。
健康な人の便を移植することを糞便移植とか便移植と呼んだりします。
便移植はそもそも癌の原因を改善させる可能性もあります。