こんにちは。池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
先日、このような記事を見つけました。
『チック症患者では、インターロイキン-12やTNF-αなどの炎症性サイトカインの濃度が上昇していることが報告されています。同様の所見は、アレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎、喘息でも認められており、これらの疾患で重要な役割を果たしていると考えられています。また、チック症とアレルギー疾患のいずれにおいても、T細胞の異常が病態に関与している可能性が示唆されています。』
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/581ffcd19321be3a97e86229ccf731125a61ea30 より引用
チック症患者は炎症性サイトカインが増えているかも
私は個人的には当院で行うフィシオエナジェティック検査の臨床を見てもチック症患者様は血液脳関門の問題が関与していると思っています。
⇒ フィシオエナジェティックについて詳しくはこちら
チック症はリーキーガット(腸管漏出症候群)とリーキーブレイン(血液脳関門BBBの問題)が必ずあります。
炎症性サイトカインとは?
血液脳関門の異常はTNF-αなどの炎症性サイトカインが関与している可能性があります。
炎症が局所で起こるのに、その影響は全身に及びます。
それは、炎症性サイトカインというタンパク質が炎症組織で作られ、全身に広がるからです。
炎症性サイトカインの種類
炎症性サイトカインは白血球などが作る炎症をコントロールする物質です。
現在サイトカインは数十種類見つかっています
- 炎症性サイトカイン ⇒ TNF-α、IL-6、IL-1、IL-12、IL-13、IL-18など
- 抗ウイルス作用を持つサイトカイン ⇒ Ⅰ型インターフェロン(IFN-α、IFN-β)
- TNF-α(マクロファージが産生) ⇒ インスリン抵抗性
- IL-4(好塩基球が産生) ⇒ アレルギー反応、特に喘息
インターロイキン(IL)
IL(インターロイキン)はサイトカインの一種です。
現在ではIL-1からIL-39まで約40種類が見つかっています。
主に白血球が作りますが、白血球以外の細胞によってつくられるものもあります。
インターロイキンは主に免疫系の細胞増殖・分化・活性化・細胞死の制御に係わります。
例えば感染症に対抗するヘルパーT細胞Th1が過剰に働くと、炎症が過剰になったり慢性炎症になったりすることがあります。
ヘルパーT細胞Th1はインターロイキン2(Il-2)を産生し、細胞障害性T細胞(キラーT細胞)による細胞性免疫を賦活化します。
細胞障害性T細胞は以前はキラーT細胞と呼ばれており、細菌やウイルスの感染細胞や腫瘍細胞を直接攻撃します。
IFN-αを産生しマクロファージを活性化しTh2を抑制します。
その他にTNF-α、インターロイキン12(Il-12)などもサイトカインを分泌し炎症を引き起こします。