こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
先日、血液脳関門に関するこのような記事を見つけました。
『体内の炎症は、ミクログリアという脳の免疫細胞を活性化させて炎症を引き起こすとする仮説もある。その結果、血液脳関門(血液から脳へ有害な物質が入るのを防ぐバリアのような仕組み)の機能が低下し、神経細胞が破壊され、最終的にアルツハイマー病の発症につながる可能性が指摘されている。』
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba27cedd81f59458483c7412d86c1fdc55176d6c より引用
血液脳関門(BBB)とは?
血液脳関門は、BBB(Blood-brain barrierの略) と呼ばれます。
血液脳関門は、脳の中に不要な物質を入れないようにする仕組みです。
関門というとどこか一か所に関門があるようなイメージをするかもしれませんが、実際には脳に張り巡らせている血管の壁の細胞が関門の役割をしています。
脳以外の臓器では血管の壁を形作る細胞同士の結合がゆるく、血液中の物質が染み出していくような構造になっています。
ところが脳の血管の壁を作っている細胞同士がぴったりとくっついた構造になっています。
血液細胞の実体である血管の細胞たちは、血液中から必要な物質だけを選んで神経細胞に運んでいるのです。
この選択に神経膠細胞(グリア細胞)のアストロサイト(星状膠細胞)とミクログリア細胞が関わっていることがわかっています。
血液脳関門BBBに異常が起こる原因
血液脳関門BBBに異常が起こる原因はさまざまです。
- 有害な重金属の問題
- 活性酸素の問題
- 神経細胞膜の問題(トランス脂肪酸の影響、栄養不足など)
- リーキーガット症候群
- グルテン不耐症
- カゼイン不耐症
- ストレス(コルチゾールの影響)
- 糖質代謝の問題
- 血管障害(ホモシステインなど)
などあります。
リーキブレインとは?
リーキブレインは英語でLeakyBrainのこと。
血液脳関門BBBは血管壁にある細胞間にあるタイトジャンクションという結合の隙間を通って必要なものだけを通します。
同じような仕組みとして小腸粘膜があります。
脳に入ってくる前に小腸で大きな蛋白分子は吸収されないようになっているのですが、タイトジャンクションが炎症によって破壊され、隙間が大きくなると未消化のタンパク質や細菌などまで吸収されることになります。
こういう状態のことをリーキーガット症候群 (漏出性消化管症候群)と呼びます。
リーキーガット症候群によってさまざまな異分子が血液脳関門にはいってくることにより、血液脳関門のタイトジャンクションも破壊されてしまう可能性があるのです。
こういう状態をリーキブレイン(LeakyBrain)と言います。
血液脳関門BBBを修復するハーブ
下記のハーブは合わない方もおられますので、自己判断での長期摂取にはご注意ください。
ローヤルゼリー
ウコン(ターメリック)
スカルキャップ