こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
産後うつでお悩みの方は多いと思います。
その原因は一つだけではありませんが、フィシオエナジェティック検査で産後うつの原因を調べると体内の銅というミネラルが過剰になってしまうことにより起こるケースが多いです。
⇒ フィシオエナジェティックについて詳しくはこちら
産後うつは銅の過剰が原因かも
銅の過剰は脳の神経伝達物質ノルアドレナリンの合成を増やし、イライラや不安を引き起こすのです。
厳密にはうつではなく躁鬱(双極性障害)様の症状ですね。
女性は妊娠の影響で銅が体に蓄積しやすいので問題が起こりやすいのです。
妊娠するとエストロゲンの産生が増えるのですが、エストロゲンを産生に比例して銅も多くなります。
銅は必須ミネラルでもありますので不足になっても過剰になっても問題が起こります。
まずは銅の役割を説明します。
銅の役割
銅の役割としては、
- ヘモグロビンの合成
- 鉄の働きを助ける(鉄を運ぶセルロプラスミン)
- 副腎ホルモン合成機能
- 甲状腺ホルモンの合成
- 女性ホルモン(エストロゲン)の合成
- 神経伝達物質であるノルアドレナリンの合成
- 細胞壁やミエリン(神経を覆って保護している脂肪性物質)の保護
- 活性酸素と戦うSOD(スーパーオキシターゼ)の材料
- DAO(ジ・アミン・オキシダーゼ)の活性化
- メラトニンの生成
- 結合組織の生成(エラスチン・コラーゲンの材料)
- メラニン色素の材料
などがあります。
銅は甲状腺ホルモンなど胎児の成長にも関わる必須の栄養素ですので少なすぎても問題を起こします。
銅が蓄積して問題を起こすケースもあります
銅は過剰になって蓄積しても問題が起こります。
脳神経伝達物質ノルアドレナリンが過剰に生産され、神経障害や精神疾患(統合失調症のような症状・パニック障害・イライラ・不安感)などの問題を起こします。
銅過剰の原因
銅過剰の原因としては、
- エストロゲンの過剰(エストロゲン様物質など)
⇒ エストロゲンの過剰について詳しくはこちら - 亜鉛不足(アルコールの摂取、胃酸不足など)
⇒ 亜鉛について詳しくはこちら - 有害な重金属の蓄積(特に肝臓に蓄積し活性酸素により肝臓を傷つける)
- ストレス
- 副腎疲労症候群(コルチゾール過剰)
⇒ コルチゾール過剰について詳しくはこちら - 肝臓でのコルチゾールやエストロゲンの代謝機能低下
⇒ 肝臓について詳しくはこちら - 肝臓での胆汁酸合成機能低下
⇒ 胆汁酸について詳しくはこちら
ですので、亜鉛や銅が不足している方が亜鉛や銅を補充するのは問題ありませんが、必要のない方が摂取すると問題を起こす可能性がありますので注意してください。
亜鉛と銅のバランス
亜鉛と銅は体内でバランスを取っており、銅が過剰になると亜鉛が不足し、銅が不足すると亜鉛が過剰になります。
逆に亜鉛が過剰になると銅が不足します。
ですので産後うつに対して亜鉛不足ではないのに亜鉛を摂取するものりすくがあります。
自身が亜鉛が不足しているかどうかわからない場合
自身が亜鉛が不足しているかどうかわからない場合は銅入りの亜鉛を摂取したほうが安全です。
※亜鉛は重金属ですので蓄積する可能性があります。自身が自己判断で摂取する場合には念のため、銅を含む亜鉛を摂取すると、副作用は少ないかと思います。
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