こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
邪気は一般的には「病気を起こす悪い気(エネルギー)」のことです。
そこにはいろんな環境要因を含んでいます。
例えば、一般的には、寒さ暑さや乾燥や湿気などの邪気や風邪(かぜ=ふうじゃ)など。
その他、悪い食べ物や人の悪い感情エネルギーや霊的なもの、電磁波や放射線なども邪気ですね。
東洋医学ではその邪気から身を守るエネルギーのことを衛気と呼びます。
邪気から身を護る衛気とは?
周りの人がイライラしていると、自分もイライラすることはありませんか?
人の感情にある程度左右されるのは普通のことですが、過剰に影響される場合は自分自身のバリアが弱っている可能性があります。
中医学の考えでは衛気(えき)と呼ばれ、ボディートーク療法の検査項目にも入っています。
⇒ ボディートーク療法について詳しくはこちら
衛気は体の表面(皮膚や粘膜付近)にある保護エネルギーで、様々な環境要因(邪気)から身を守っています。
- 花粉やハウスダストなどの異物
- 細菌やウイルスなどの病原菌
- 有害な化学物質
- 高低温や湿度・乾燥などの病気を引き起こす環境変化
- 電磁波や放射線(紫外線など)
- 土地から悪いエネルギー(ジオパシックストレス)
- 他人の感情などの邪気
- 外傷
などの邪気から体を防衛するバリアの役目を果たしているのが衛気です。
東洋医学での気とは?
東洋医学の考えでは、人体の気には「先天の気」と「後天の気」があるとされています。
先天の気は、先天的に授かった生命の根源エネルギーで、成長、発育、生殖などに関係します。
後天の気は、「水穀の精微」と大気から作られる後天的な生命活動エネルギーです。
後天の気の一種である衛気
「水穀の精微」とは、脾・胃によって消化吸収された飲食物から生成されます。
「水穀の精微」は、脾の力で肺に送られ、鼻から取り入れた大気と結合し「宗気」となります。
「宗気」は営気(臓腑や全身の各器官に栄養を与える)と衛気(体表を覆い病邪(病気の原因になるもの = 外邪(病気の原因のうち、身体の外からくるもの))から身を守る)に分かれます。
営気と衛気は肺・脾の力で全身に送られます。
衛気の保護とは?
東洋医学の概念で「衛気」という保護エネルギー(気)の強化をするのが、衛気の保護です。
衛気の元となるエネルギーは胃腸(胃や脾(膵臓))の消化を通して作られます。そしてそのエネルギーの一部が肺に送られて、肺が「衛気」のバリアを張り巡らします。
衛気はオーラとは違います。オーラは衛気の外側に広がるエネルギー体です。
衛気の統合とは?
入ってきた邪気を処理して無害化するのが「衛気の統合」です。
その衛気のバリアを超えて入ってきた邪気は、胆経を通って肝臓と胆のうに送られ、横隔膜を通して処分されます。
処分されないものは筋膜に蓄積します。
邪気の種類
衛気は様々な環境要因(邪気)から身を守っています。
秋ほども説明しましたが、
- 花粉やハウスダストなどの異物
- 細菌やウイルスなどの病原菌
- 有害な化学物質
- 高低温や湿度・乾燥などの病気を引き起こす環境変化
- 電磁波や放射線(紫外線など)
- 土地から悪いエネルギー(ジオパシックストレス)
- 他人の感情などの邪気
などから身を守っています。
東洋医学の「六気」
人間は季節により、風(風邪)、寒(寒邪)、暑(暑邪)、湿(湿邪)、燥(燥邪)、火(熱邪)という6つの気候の変化を受けますが、それらを東洋医学では「六気」といいます。
衛気が弱ったり衛気の傷により六気が入ってきたり、衛気の統合ができずにいると、病気の発症につながります。
衛気に傷があると、さまざまな邪気が体内に入ってくるため病気になってしまいます。
衛気はさまざまな要素によって傷ついてしまうことがあります。
強力な邪気により傷ついてしまうこともあれば、体内の慢性病が原因になることもあります。