こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅のホリスティック療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
当院では、フィシオエナジェティックというカイロプラクティックのアプライドキネシオロジー(筋肉反射)テクニックから派生した検査法を取り入れています。
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フィシオエナジェティックの検査項目に回盲弁の問題があります。
回盲弁とは?
回盲弁症候群と言う言葉があります。回盲弁症候群とはなんでしょうか?
回盲弁は小腸(回腸)と大腸(結腸)の間にあり、便の逆流を防ぐ弁です。
回盲弁症候群とは?
回盲弁症候群とは、回盲弁が閉じなくなると大腸の便が小腸に逆流し、便が小腸で吸収されてしまいます。
それにより、様々な症状を引き起こします。
- 頭痛
- 吐き気
- ふらつき
- 疲労感
- 生あくび
- 睡眠障害
- 昼間の眠気
- ふらつき
- めまい
- 耳鳴り
- 目の周囲のクマ
- のどの渇き
- 体臭
- 皮膚症状
などの様々な不定愁訴を引き起こします。
もちろん便秘や下痢の原因にもなります。
この弁が逆に開かなくなっても便が大腸に流れなくなり、同じような症状を起こします。
このような回盲弁の問題を回盲弁症候群と呼びます。
回盲弁症候群が起こる原因はさまざまですが、大きく分けると2つあります。
- 経絡の流れ(腎経⇒腎臓を通るエネルギーの流れ)
- アルカローシスやアシドーシス
腎臓の経絡の流れは歪みによるものが多いですが、必須脂肪酸不足や有害な重金属の問題なども考えられます。
体内、特に体を循環しているヒトの最適な血液のPH(酸度・アルカリ度)は7.46で若干アルカリ性に傾いている状態です。
体液のPHを測る方法として尿を使いますが人の尿はPH6.5~6.8の弱酸性です。
何かの理由で体内が過剰に酸性になる状態をアシドーシスまたは酸性症と言います。
何らかの理由で体液が過剰にアルカリ性になる状態をアルカローシスと言います。
アルカローシスの原因
アルカローシスの原因としては、
- 腎臓機能低下、肺の機能低下、過換気症候群、過剰なカルシウム摂取、過剰なカリウム摂取
- 胃酸不足、アルミニウムの過剰摂取(ベーキングパウダーや膨張剤(スナック菓子、洋菓子、焼き菓子、菓子パン、お好み焼き、たこ焼き、天ぷら・ボテトなどの揚げ物)、歯磨き粉、みょうばん(漬物・たこ・ウニ)、アルミ鍋、制汗剤、胃薬、鎮痛薬、風邪薬)
- 過剰な活性酸素、低血糖症、ステロイド・利尿剤などの薬剤服用
- 腸内環境の悪化(善玉菌である乳酸菌の減少、悪玉菌であるカンジダ菌の増加)
- 摂らない方が良い物(炭水化物(糖質)、大豆製品・乳製品・カフェイン、アルコール、ナス科の植物(ナス、ピーマン、トマト、唐辛子、ジャガイモ、タバコ)、生野菜、ナッツ、香辛料(カレー・こしょうなど)、カリウム(フルーツ(かんきつ類・ベリー・リンゴはOK))
- 硫黄不耐性(硫黄をうまく利用できない)⇒ 肝臓の問題
- 胃酸不足・膵酵素不足によるたんぱく質消化不良(アミノ酸不足、ミネラル不足、ビタミンB群不足)
- 肝機能低下(リーキガット症候群によるものが多い)
などがあります。
アシドーシスの原因
アシドーシスの原因としては、
- 腎臓機能低下
- 肺の機能低下(喘息、肺気腫、慢性気管支炎など)、酸欠
- 肺機能低下による二酸化炭素の蓄積(喫煙など)
- 糖尿病、糖質代謝異常
- 薬物中毒(睡眠薬、重金属などの有害物質、降圧剤)
- たんぱく質の摂り過ぎ、カリウム不足
- ヒスタミン不耐性(鮮度の落ちた食品の中毒)
- リン酸などの酸性添加物の過剰摂取
- 寄生虫(リン酸の増加)
- 消化酵素不足(胆汁、膵液)
- 硫黄不耐性(硫黄代謝不全:にんにく、たまねぎ、ブロッコリー、卵など)
などです。
このように回盲弁症候群の原因は様々です。昼間の眠気など不定愁訴でお悩みの方、もしかしたら回盲弁の問題かもしれません。ぜひご相談ください。