こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法治療院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
通常は、どんなに体臭のある人でも、自分自身の臭いは感じないのが普通です。
では、自分のにおいが気になる「自臭症」はどのようなメカニズムで起こるのでしょうか?
自臭症の原因は五感の問題かも
自臭症とは、自分で自分の匂いが気になるという症状です。
もし、自分で自分の匂いを感じるとすれば、五感のフィルター異常かもしれません。
五感のフィルターとは?
五感というのは、すべてを感じているわけではなく、フィルターをかけ、自身の都合のいいところだけを感じているのです。
では、自分の臭いが気になるのは、どのような状況なんでしょう?
実際に臭いがある ⇒ 過去に自分の臭いについて指摘を受けた ⇒ トラウマ ⇒ 五感のフィルターが、自身の臭いを感じるようになってしまった
実際に臭いはない ⇒ 過去に臭いについて指摘を受けた(いじめなど) ⇒ トラウマ ⇒ 五感のフィルターが異常をきたし、実際には無い臭いを感じるようになってしまった。
実際に臭いはない ⇒ 過去に臭いについて指摘を受けた(いじめなど) ⇒ トラウマ + 強迫性障害(ひとつのことが気になって止まらなくなる)
実際に臭いはない ⇒ 脳の神経伝達物質などの異常により、無いはずの臭いを感じるようになってしまった(統合失調症による妄想など)
ちなみに自臭症とは、
自臭症(じしゅうしょう)とは、周りから臭いと思われていると思い込む。自己臭症(じこしゅうしょう)または自己臭恐怖症(じこしゅうきょうふしょう)とも呼ばれる。嗅覚に幻覚が出る幻嗅の一種である。精神医学における診断名ではない。
とのことです。
五感のフィルター調整
当院で行うボディートーク療法には、五感のフィルター調整という項目があります。
⇒ ボディートーク療法について詳しくはこちら
私たちは、五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)を常にフル回転させて、自分を取り巻く世界を感じ取っています。
そこで感じ取ったさまざまな情報から、脳が総合的に情報を認識します。
五感で受け取った情報に対して、脳はさまざまな印象を形成し、そこに感情が生まれ、心が動かされることになります。
五感が無いと、脳には何の情報も入ってきませんし、何の感情も生まれません。
自分が見ている世界、聞こえている世界、感じている世界、味わっている世界、危険な世界かどうか、は同じ世界でも、五感の違いによって感じ方・認識が違ってきます。
同じ物や情報だって、人によって感じ方・認識が違ってくるのです。
五感 | 普通の五感 | 鋭敏な五感 |
触覚 | 普通の触覚が無くなると、脳が体を検知できないので、肉体的身体の修復だけではなく、内臓の修復もできなくなります。 | 鋭敏な触覚は、人生のさまざまな状況についての第6感にも関わります。 |
味覚 | 普通の味覚に問題があると摂食障害になったり、食べ物の好き嫌いが激しくなったりすることがあります。身体に必要なものと避けたいものを選択するという作業をしており、生体機能保持や生体防御の意味において非常に重要な役割を担っています。 | 鋭敏な味覚は、感情、情報、体験(人生経験)を味わう感覚とも関係します。鋭敏な味覚が崩れると、人の好き嫌いが激しくなるかもしれません。いろんな情報や体験を味わって、悪いもの・嫌いなもの・いらないものを吐き出します。また、どういった事が起こっているのかを判断します。 |
嗅覚 | 普通の嗅覚は、生命に危険を及ぼすものすべてを探知します。嗅覚をコミュニケーションの観点からも利用しています。例えば、女性や男性の魅力性を判別するときは、本能的なところで臭い(フェロモンなど)を意識しているようです。 | 鋭敏な嗅覚は、生命に危険を及ぼす可能性のあるすべての目に見えないものを探知します。例えば、この情報が正しいのか正しくないのか、取り入れていい情報なのかを嗅ぎ分け、有益な人や環境へと導いてくれます。 鋭敏な嗅覚は、同じ過ちを犯さないように記憶する役割があり、記憶すべきか記憶する必要がないかを選別します。 |
聴覚 | 普通の聴覚は、人の話を聞く人とのコミュニケーションや、今自分がいる状況を把握するためにも大きな役割を果たしています。 | 鋭敏な聴覚は、内なるの声を聞く、直観力、思考(自分に語りかける)という意味もあります。 |
視覚 | 普通の視覚に問題が起こると、視野が狭くなります。遠視や近視などの目の症状にも関係します。 | 鋭敏な視覚は、ビジョンを描く能力とも関係します。鋭敏な視覚に問題が起こると、まさしく視野が狭くなります。 鋭敏な視覚がはたらくと、チャンスを活かすためにはどの方向に行けばよいのか、つまり成功への扉を見ることができます。 |
五感にはフィルターがあります
人間は、一度に大量の情報が五感から入ってきますが、 もし見たもの感じたことをすべてを完璧に認識していたら、情報が多すぎてパンクしてしまいます。
実は、脳は必要な情報と不必要な情報を、五感を使って無意識に選択してます。
人(脳)は、必要な情報をより分けて、見たいものだけを見、聞きたいことだけを聞いているのです。でないと、街中ではたくさんの物や音や声が入ってきて、いちいち反応していたら街を歩けなくなりますよね!?
脳には、重要だと思ったことは見せてくれて、重要でないものは見せないようにする、というフィルターがあるのです。
そのすべての入り口が、五感なのです。
五感が無いと情報も入ってきませんし、感情も生まれません。
五感に歪みがあると、入ってくる情報も歪んでしまいます。
五感の歪みの原因
五感のフィルターは、出生時から幼児期に形成されます。五感のフィルターに問題が起こる原因は、出生時の体験に影響されることが多いです。
まずは、出生時に母親と触れ合うことにより安心感を得ます。
それがないと、触覚が恐怖と結びついたりすることもあります。
母乳を飲むことによって、味覚を形成しますが、それがないと、味覚に歪みができることがあります。
まだ視覚の発達していない乳児は、臭いによって母親を判断します。
母親に抱かれていないと嗅覚に歪みが生じ、今後の人間関係や環境に影響します。
母親の心臓の音で自分がいる状況、自分自身の存在を感じます。
視覚が活性化したときの状況が病院の中だったら、世界は危険な場所であるという間違ったフィルターができてしまい、今後の人生に大きく影響します。
五感についての参考本
自臭症に対して当院でできること
当院のフィシオエナジェティックは、クライアント様、お一人、お一人の身体の声を聴き、自臭症の根本原因を探ります。
自臭症の原因はさまざまです。
- 構造的問題(骨格の歪み、筋肉、筋膜、靭帯、椎間板など)
- 化学的問題(栄養の問題、感染症、毒素、アレルギーなど)
- 精神心理的問題(ストレス、感情、トラウマなど)
- 情報伝達の問題(経絡の流れ、電磁波、土地のストレス、瘢痕組織など)
- オーラ、チャクラなどエネルギー的問題
これらの問題を取り除くオーダーメイド治療をしています。
フィシオエナジェティックコースでは、自臭症に対して必要な治療法、必要なハーブや栄養素をどのくらいの期間どのくらいの量摂取するといいのかを調べます。
⇒ フィシオエナジェティックについて詳しくはこちら
自臭症の原因は五感の問題かもしれません。原因不明の自臭症でお悩みの方、お気軽にご相談ください。