こんにちは。池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
先日、このような記事を見つけました。
『「肝臓が弱ると現れる"5つ"の不調」
①むくみ(浮腫)
②血糖値の異常
③黄疸(皮膚が黄色っぽくなる)
④血が止まりにくい
⑤肝性脳症(頭がぼーっとするなど)
』https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/04b12a48f144d4f8fc15c0f1ea9a4439d6baa80e より引用
肝臓は沈黙の臓器ですが関係する症状はあります
肝臓は沈黙の臓器と呼ばれます。
ですが何の症状も出ないわけではなく、いっけん肝臓と関係なさそうな症状が出ることがあるのです。
肝臓の関係する症状①むくみ(浮腫)
『①むくみ(浮腫)
肝臓で作られる物質(アルブミンなど)は、体内の水分バランスに関わります。
そのため、肝臓が弱ることで水分バランスが乱れて、むくみやすくなります。』
アルブミンとは?
アルブミンは肝臓で作られるタンパク質で、主に血液中に存在し総タンパクの7割近くを占めるタンパク質です。
アルブミンの役割
アルブミンの役割としては、
- 浸透圧を調整
- 組織に栄養(ミネラルや脂肪酸、ビタミンDなど)ホルモンを運ぶ
等があります。
アルブミンが不足すると
アルブミンが不足すると、下記のような症状が出るかもしれません。
- 浸透圧が調節できないと、むくみの原因になります。
- 組織の細胞が栄養不足(亜鉛や銅などのミネラル、ビタミンDなど)になります。
- アルブミンと引っ付いていない水溶性の栄養素やホルモンは腎臓で排出されてしまうので、ホルモンの問題や栄養不足の原因にもなります。
- 免疫力の低下
アルブミンが不足する理由
アルブミンが不足する理由としては、
- 肝臓機能低下(肝臓でのアミノ酸代謝・合成の問題)
- 腎臓機能低下(腎臓疾患)
- 甲状腺機能亢進症
- タンパク質の消化吸収の問題
- タンパク質の摂取不足
- 慢性炎症
等があります。
肝臓の関係する症状②血糖値の異常
『②血糖値の異常
肝臓は糖を蓄えたり、放出したりして、血糖値の調節に関わります。
そのため、肝臓が弱ることで、血糖値が乱れやすくなります。』
血糖値の調節は複雑で、肝臓だけの問題ではありませんが、肝臓の問題で血糖値異常が起こることもあります。
肝臓の関係する症状③黄疸(皮膚が黄色っぽくなる)
『③黄疸(皮膚が黄色っぽくなる)
肝臓で作られる「胆汁」には「ビリルビン」という黄色い色素が含まれます。
このビリルビンが血液中に多く流出することで、皮膚や目が黄色っぽくなることがあり、これを「黄疸(おうだん)」といいます。』
黄疸は何らかの理由で赤血球の分解の際に出たビリルビンを何らかの理由で排出できなくなっている状態です。
胆汁が合成されないか、胆汁が胆管の通りが物理的に悪くなることにより外に出ないために赤血球を分解したときにできるビリルビンが排出できなくなっている状態です。
肝臓の関係する症状④血が止まりにくい
『④血が止まりにくい
肝臓は、血を固めるための材料(血液凝固因子)を作っています。
そのため、肝臓が弱ることで、材料が不足して、血が止まりにくくなることがあり、これを「出血傾向」といいます。』
血液凝固因子の一種であるフィブリノゲンはタンパク質でできています。
肝臓のタンパク質代謝・合成がうまくいかないとフィブリノゲンなどの血液凝固因子が不足して、出血傾向になることがあります。
肝臓の関係する症状⑤肝性脳症(頭がぼーっとするなど)
⑤肝性脳症(頭がぼーっとするなど)
『肝臓が弱ることで、アンモニアなどの有害物質が分解できません。
これにより有害物質が蓄積し、脳に達することで、頭がぼーっとしたり、精神的な異常が起こることがあります。』
アンモニアはタンパク質の代謝過程で生まれる物質です。
アンモニアは最終的には尿素に変化し尿として排出されます。
上記以外に肝臓の問題で出るかもしれない症状
当院のフィシオエナジェティックの臨床では肝臓の問題で出るかもしれない症状は他にもあります。
- 背中の痛み
- 皮膚のかゆみ
- 肩こり
- 眼精疲労
- イライラ
- 不眠症
- 悪性腫瘍
などがあります。
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