こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
朝食は抜いたほうがいい?
結論から言うと、1日2食の方が健康とか朝食は抜いたほうがいい、というのは完全にうそ。
ただし晩飯が遅すぎるのは良くないと思います。
その理由を東洋医学の概念から考えてみます。
子午流注(しごるちゅう)とは?
子午流注は東洋医学の概念です。
「流注」は経絡を流れる12のエネルギーの流れを意味します。
経絡という気の流れとして正経十二経があります。
手(流れる場所を示す)の太陰(陰陽の濃度を示す) 肺経 ⇒ 手 ⇒ 手の陽明 大腸経 ⇒ 眼 ⇒ 足の陽明 胃経 ⇒ 足 ⇒ 足の太陰 脾経 ⇒ 腹 ⇒ 手の少陰 心経 ⇒ 手 ⇒ 手の太陽 小腸経 ⇒ 眼 ⇒ 足の太陽 膀胱系 ⇒ 足 ⇒ 足の少陰 腎経 ⇒ 腹 ⇒ 手の厥陰 心包経 ⇒ 手 ⇒ 手の少陽 三焦経 ⇒ 眼 ⇒ 足の少陽 胆経 ⇒ 足 ⇒ 足の厥陰 肝経 ⇒ 手の太陰 肺経 ・・・・・
経絡というのは気の流れは別々ではなく、輪のようにすべて繋がっています。
12経絡の気の流れは別々ではなくすべて繋がっていて、1日24時間のサイクルでゆっくりと体中を周ります。
「子午」は「時刻」を意味します。1日24時間を12等分します。
「子午」= 時刻、と「流注」= 経絡の流れ、の関係を示す図のことを「子午流注」と言います。それは簡単に説明すると内臓が活発に働く時間を表しています。
子午流注とは、われわれの身体には毎日のスケジュールがあり、それぞれ臓器が活動したり、休息する時間帯があるという考えです。
肺経(午前3~5時)から始まり ⇒ 大腸経(5~7時) ⇒ 胃経(7~9時) ⇒ 脾経(9~11時) ⇒ 心経(11~13時) ⇒ 小腸経(13~15時) ⇒ 膀胱経(15~17時) ⇒ 腎経(17~19時) ⇒ 心包経(19~21時) ⇒ 三焦経(21~23時) ⇒ 胆経(23~1時) ⇒ 肝経(1~3時)で終わる24時間の流れです。
朝食は食べたほうがいいです
この子午流注の流れをよく考えていただきたいのですが、朝起きるとき(午前5時)に活動が始められるように肺経が活発に働き、午前7時に便が出るように大腸経が働き、9時に胃に流れ込んだ食物を消化できるように胃経が働きます。
以後は省略しますが、この流れを見ても朝食をとるというのは理にかなっています。
朝ご飯を抜くより晩御飯を早く食べることが重要
朝ご飯を抜くより晩御飯を早く食べることが重要なんです。
晩御飯が遅くなるのは良くないですよね。
晩御飯が遅い人に限っては朝食を抜くというのも一つの手かもしれませんが、本来は遅い晩飯をやめたほうがいいと思われます。