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情動の意味

投稿日:2023年10月19日 更新日:

こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。

本日は情動の意味に関するお話しです。

情動

 

いきなりですが、情動と感情の意味の違いはあるのでしょうか?

ChatGPTで調べてみました。

■感情と情動の違い
ChatGPT
感情と情動は、類似した概念ですが、微妙な違いがあります。

感情(Emotion):
感情は、心の状態や気持ちの体験を指します。喜び、怒り、悲しみ、恐れ、驚きなどの感情は、人間の生活や行動において重要な役割を果たします。感情は、しばしば心理生理学的な変化(脈拍の増加、筋肉の緊張、顔の表情など)や思考と結びついて現れることがあります。感情は個人によって異なり、外部の刺激や内部の思考によって引き起こされることがあります。

情動(Mood):
情動は、感情に似た心の状態ですが、より持続的で一般的なものです。感情が比較的短期間で強烈に現れるのに対し、情動はより長期間にわたって存在する心の状態を指します。例えば、喜びや悲しみといった感情が、短期間で強く現れることがある一方で、情動は日々の生活全体の雰囲気や心の背景として存在します。情動は、心の状態が特定の状況や出来事に影響を受けることによって形成されることがあります。

簡潔に言うと、感情は一時的で強い気持ちの体験を指し、情動はより持続的で一般的な心の状態を指します。感情は特定の刺激や思考によって急激に引き起こされる一方、情動はよりゆっくりとしたペースで心の状態が変化します。

う~ん。よくわかりません。

とりあえず情動と感情を同じ意味として情動の意味について説明します。

 

そこで感情に関する本をご紹介します。

『「感情」は最強の武器である: 「情動的知能」という生存戦略』
レナード・ムロディナウ (著), 水谷 淳 (翻訳)
定価:1980円

「感情」は最強の武器である 「情動的知能」という生存戦略
「感情」は最強の武器である 「情動的知能」という生存戦略 [ レナード・ムロディナウ ]

 

この本の帯に感情の意味がまとめられていますので引用します。

  • あなたの意思決定は、ポジティブな状態か、ネガティブな状態かという「コア・アフェクト」に大きく影響される
  • やる気も鉄の意志も情動によってもたらされるが、それらは睡眠不足や加齢によって衰えてしまう。
  • 喜びやポジティブな情動は人を創造的にし、リスクを取るように促す。
  • 悲しい気持ちのときは、より現実的で正確な判断を下せる。
  • 空腹感は(食べ物に限らず)ものを手に入れることを促し、嫌悪感はものを手放すことを促す。
  • 「欲しい(欲求)」と「好き(嗜好)」は脳の別の回路によるものである (「好きではないのに欲しい」という衝動も生じうる)。
  • 情動は伝染する。幸せな人に囲まれていると幸せになれる。
  • 社会的な成功を収めている人は、他人の感情を理解したり、自分の情動をコントロールできるなど情動的知能が高い。

このように感情は人の行動を良くも悪くも影響を与えます。

 

  • あなたの意思決定は、ポジティブな状態か、ネガティブな状態かという「コア・アフェクト」に大きく影響される
  • やる気も鉄の意志も情動によってもたらされるが、それらは睡眠不足や加齢によって衰えてしまう。

私は夜感じる情動には全く意味がないしロクなものではないと思っています。

殆どがネガティブな状態での情動ですし、情動が行動に変わらないので意味がないのです。

 

・喜びやポジティブな情動は人を創造的にし、リスクを取るように促す。
・悲しい気持ちのときは、より現実的で正確な判断を下せる。
・空腹感は(食べ物に限らず)ものを手に入れることを促し、嫌悪感はものを手放すことを促す。

いわゆる(怒り・喜び・悲しみ・心配・嫌悪など)には上記のような意味があります。

 

 

基本的な情動の意味

『情動のおかげで我々は、自分の身体状態と周囲の環境に応じた柔軟な反応を取ることができる。情動は欲求・思考のシステムと連携して、他者と関わって協力することを促し、視野を広げて新たな高みに立てるように背中を押してくれる。理性的な心と共に作用して、我々のほぼあらゆる思考を形作っている。』

情動によって注意を払うことができるようになります。

情動によって判断すべき情報に焦点を当てているのです。

そして情動は意思決定と判断、そして行動に大きな影響を与えます。

 

怒(怒り)

怒りは私たちを動かします。

競争や勝負の中での怒りの情動は、目標に向かっての自分自身の原動力になるのです。目の前にある壁を打ち破るのに必要だったりもします。

怒りは他にも、自分を守るための手段にもなります。

いかなる危険な状態にも迅速に闘うモードにするためにホルモンを放出します。

とりあえず目の前の脅威から身を守る行動を引き起こしてくれたり、断るために使われることもよくあります。

怒りを表現できないと、自分を守ることができません。

怒りは、自分を守るためにとても大切なものなのです。怒りを表現できない人は、心ない人たちから、好き放題攻撃を受けてしまいます。

 

喜び

喜びというのは幸せを感じるために必要な情動です。

喜びは私達の動機付けにとって重要な役割を果たします。

何かを成し遂げた時に喜びを感じます。誰かの役に立ったときに喜びを感じます。喜びの感情は周囲全体と調和し、自らの役割を果たし、私たちの人生の生きがいを造ります。

快の状態になった時に起こる情動でもありますので、喜びは子孫の繁栄にも関係します。

適切な喜びは、人をリスクを恐れず創造的にしますが、過剰になると、リスクを恐れず突っ走ることにもなります。

 

悲しみ

悲しみは、人の痛みを理解する事に繋がります。悲しみの役割は同情です。

悲しみは人の気持ちがわかる人間になるのに必要で、私たちに慈悲を与えます。

悲しみは人を冷静にさせます。喜びの裏返しですので、悲しみがあることによっておおきな喜びを感じることが出来ます。

悲しみは冷静な判断をするのに重要な情動でもあるのです。

 

心配・不安・憂鬱

ああなったらどうしよう。こうなったらどうしよう。

心配するとき、自分のやっていることは正しいのかな?

こういうふうに行動して大丈夫かな?

何かを失うのでは?

失敗するのでは?

という感情になっています。

心配することは決して悪いことではありません。

心配の感情は私たちを立ち止まらせ、考えさせます。

心配することは、物事を運ぶうえで確実性を求めるうえで必要なことなのです。心配して考えるから安心して前に進むことができるのです。

 

嫌悪感

もともと嫌悪感は、腐った食物などを払いのけるために必要な情動です。

必要のない食べ物だけではなく、必要のない情報をも払いのけるために必要な情動でもあります。

 

恐れ・恐怖・(不安)

恐れや恐怖の情動によって、私たちはいかなる危険な兆候にも迅速に対応することができるのです。

そしてすばやく逃げることができるように身体中のホルモンを大量に放出します。

恐怖は私たちの生存を助ける情動です。

恐れの感情がなかったら、私たちは、脅威に対して無謀に立ち向かい、深い傷を負ったり命を失ってしまうでしょう。

恐れがないと相手に嫌われてしまう、相手に反撃されるという不安がないので、相手を傷つけるような事を平気で言ったり、したりしてしまうことにも。

恐れや恐怖は、予測される脅威への対処法を考える時間を私たちに与えてくれているのです。

 

驚き

驚きは感動の驚きもありますし、恐れ・恐怖に近い感情の場合もあります。

何か予期しないことが生じた際に、驚きという情動によって私たちは足を止め、それに対して否応無なく注意を払いことになるのです。

 

悲嘆

悲嘆の感情というものは嘆き悲しむという意味です。

私たちは誰かが亡くなった時など嘆き悲しみます。

悲嘆の感情は、あとに残された者が「死」を受け入れるプロセスにとって絶対に必要なものです。

人の死は、周囲の人々に衝撃を与え、悲しみ・心の痛みをもたらします。

周囲の人がその死を受け入れるには、しばしば長い時間を要する場合もあります。長い時間をかけて行われる葬儀は、この悲嘆のプロセスに役立つものでもあるのです。

たとえば悲嘆をきちんと表現できないと、ショックのあまり亡くなった現実を受け止められなくなったり、亡くなった方が生きているかのようにふるまってしまうことになるかもしれません。遺品を整理できなくなるかもしれません。

悲嘆はストレスホルモンを除去する働きがあります。悲嘆の感情がなかったら、喪失で失ったエネルギーを回復するために立ち止まることができないでしょう。

そして、エネルギー不足の状態で活動を続けると、いつか倒れてしまいます。

悲嘆の感情は、喪失を癒すための時間を私たちに与えてくれているのです。

過去に起こったつらい出来事を乗り越え解消し、気持ちの整理をして私たちを前に進ませます。

 

情動はマイナスに働くこともあります

このようにさまざまな情動には必要な意味を持っています。

情動に良い悪いはありません。五感から入ってきたさまざまな情報を処理するのに絶対不可欠なものです。

ですので抑えると良い情報が記憶されなかったり、感情の処理能力(情報の処理能力)が落ちて悪い情報が処理できず溜まってしまったりします。

情動は常に処理されて流れていくのが正常です。

しかし、情動はマイナスに働くこともあります。

処理しきれない情動は心身を傷つけます。

 

『情動は我々を、深い悲しみや舞い上がりそうな喜びへといざなう。我々の選択や行動を裏で促し、目標を立てては達成する理由を与えてくれる。しかし、その反面、道を踏み外す最大の原因にもなりうる。』

『他人の振る舞いを変えさせることに自分の幸福感を結び付けてしまうのは、天気に結びつけるのと同じくらい無駄なことだ。』

そうですね。自分にはどうにもできないことや他人の行動を変えようとする情動はすべて無駄な情動です。

こういう情動には怒りが多いでしょう。

環境や人を変えようという意図のない情動は人の行動に良い影響を与えるのだと思います。

※当院でおこなうフィシオエナジェティック検査は医学的な検査ではありません。どうすれば解決するのかはわかりますが、診断は基本的には行いません。あくまで診断については医療機関でお願い致します。

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