こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
本日は血糖値スパイクに関するおすすめ本のご紹介です。
脳科学者が教える集中力と記憶力を上げる 低GI食 脳にいい最強の食事術 [ 西剛志 ]
血糖値スパイクとは?
血糖値スパイクとは、血糖値が急上昇して急降下する様子を意味します。
血糖値スパイクの流れ
大量のブドウ糖が入ってくると、膵臓はインスリンというホルモンを分泌し細胞に「糖を取り込め」という指令を出します。
血中に大量のブドウ糖が一気に流れ込むと、膵臓が慌てて、インスリンを大量に放出します。
大量のインスリンの働きによって、急上昇した血糖値が急激に下がります。
血糖値スパイクが引き起こす症状
血糖値スパイクが引き起こす症状は、
- 脳のエネルギー不足
- 余計に甘いものが欲しくなる
などがあります。
血糖値の急上昇が引き起こす問題
血糖値の急上昇が引き起こす問題は、
- 糖尿病(インスリンの枯渇)
- 糖化
です。
糖化とは血液中にあふれたブドウ糖がタンパク質とくっつきAGEs(糖化最終生産物)ができ、結果コラーゲンが劣化し血管や肌の弾力性が失われます。
血糖値の急降下による糖新生が引き起こす症状
血糖値は下がりすぎる方が危険なので、通常は糖新生という仕組みにより糖を作ろうとします。
その時に副腎が分泌するアドレナリンやコルチゾールというホルモンにより、さまざまな症状を引き起こすこともあります。
- 動悸
- 多汗
- 不眠症
など。
血中のブドウ糖を急上昇させないための低GI食
GI値(血糖インデックス)とはグリセミック・インデックスの略で、炭水化物に含まれている糖質の量をもとに、血糖値の上昇率から吸収スピードを比較した値です。
このGI値(グリセミック・インデックス)が低いほど「血糖値の上昇が遅い」=「インシュリンの分泌が低く抑えられる」ということになります。
GI値が低い食べ物(低GI食)は、血糖値の急上昇を防ぐ役に立つということです。
逆にGI値が高い食品ほど、グルコースに変換されやすいので血糖値が急上昇しやすいとうことです。
低GI(GI値55以下)食品
- ほとんどの果物及び野菜
- 豆類
- 全粒穀物
- ナッツ
- その他低炭水化物製品
など。
中GI(GI値 56–69)食品
- 小麦粉
- スパゲッティ
- サツマイモ
など。
高GI(GI値70以上)食品
- ジャガイモ
- がぼちゃ
- ニンジン
- スイカ
- パン
- うどん
- ラーメン
- 白米
- コーンフレーク
- シリアル
- 砂糖
- はちみつ
など。
特殊な低GI食「レジスタントスターチ」
レジスタントスターチとは、消化しにくい澱粉という意味で、「難消化性でんぷん」と呼ばれます。
ブドウ糖がいくつも結合している澱粉は加熱すると結合が緩くなり、それを冷ますと結合が強くなり、消化されにくくなるのです。
お冷ご飯ですね。
レジスタントスターチが血糖値を上がりにくくするのは、糖の消化吸収を緩やかにしてくれる食物繊維のような作用をするからです。
さらに食物繊維のように腸内環境を整える作用もあります。
血糖値スパイクを防ぐには、温かいご飯よりもお冷ご飯ですね。