こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
「精神的にしんどい時は逃げればいい」と考える人が多いです。
でも逃げるだけでは心理的問題は解決できません。
精神的にしんどい時は一時的に逃げてもいいと思います。
ですが逃げるだけでは根本的解決にはなりません。
ストレスを受けやすい原因を解消しないと、ストレスから逃げても逃げても追いかけてきます。
精神的にしんどい時は逃げればいい?
例えば「転職したら嫌な上司がいなくなるので楽になると思います」、、、
転職してもおそらくまた嫌な上司が現れます。
私自身がそうでした(^^;
それは自分自身の副腎疲労によるストレス耐性の問題だったり、過去のトラウマだったり、自分がかけている色眼鏡だったり、投影だったり、原因は様々です。
副腎の問題によるストレス耐性低下
「精神的にしんどい原因はストレスだと思うんです」
こういわれる方は多いですね。
こういう場合、ストレスは原因ではなく「ストレス耐性が低い」という問題であるケースが多いです。
もちろんストレスに対応できない原因が心理的問題ということもありますが、副腎のストレス対応機能が低いとストレスに対応できなくなりますので、ストレスが積みあがってきます。
こういう場合はストレスを取り除く施術をしたところでまた積みあがってしまいます。
HPA軸の問題によるストレス耐性の低下
ストレス応答(ストレスに対して身体反応)やホメオスターシス(恒常性)を維持するための睡眠・体温調節・摂食行動などをコントロールする内分泌系の『視床下部→下垂体→副腎』という繋がりと、フィードバックによる相互作用のことをHPA軸と呼びます。
ストレス対応するときに「闘争逃走モード」になりますがストレス対応が終わるとフィードバックがかかり「リラックスモード」に変わります。
HPA軸に問題が起こると「闘争逃走モード」から出れなくなってしまうのです。
スイッチング(切り替え)によるストレス耐性の低下
スイッチング(切り換え)とは、人にとってのブレーカーが落ちてしまっているような状態です。
ストレスが限界点を超えると、切り換えが起こりブレーカーが落ちてしまうのです。
ブレーカーが落ちる(切り替えが起こる)と、
- ストレス耐性が極端に落ちる
- 頭が働かなくなる
- イライラ
- 左右の混乱(右と左を間違えたりする)
- 依存症などの自己破壊行動
- 治癒力が働かなくなる
などの問題を引き起こします。
精神的にしんどいですよね。
過去のトラウマ
過去のトラウマが原因で似たような人があらわれたり、似たような状況になると扁桃体(入ってくる情報が危険な物かどうかを判断し闘争逃走モードやフリーズモードにする)が過活動になり、さまざまな自律神経症状に悩まされることがあります。
このような状態で戦っても本能的に反応するので一時的に逃げるのはありですよね。
色眼鏡
自分が見ている世界は自分が作っています。
さまざまな色眼鏡をかけて世界を見ています。
同じ世界でも見る人によって世界は変わるんです。
「例えば、私が正しいので私が変わる必要が無い。」という色眼鏡で見ていると嫌な上司は永遠に現れます。
「職場の環境さえ変われば楽になるはずです」こうおっしゃる方は多いですが、現実は職場を変えても変わりません。
嫌な上司を自分自身の色眼鏡が作っているんだ、ということに気付かないといけません。
現実の環境は、自身の意識が作っているのです。
「自分が変わると世界が変わる」「人は変えられないけど自分を変えることはできる」
これを受け入れるのはとても大変なことです。
この話をすると「ちょっと何言っているのかわからない」、という反応を示す人が多いのは当然ですし、私自身もヒトを変えることはできません。
ゆっくり時間をかけて対処する必要があります。
セラピーを受けなくても50歳くらいになると勝手に理解できてくるケースもあります。
「昔は尖ってたな」みたいな笑
今は精神的にしんどくても、受け入れることができると生きるのがとても楽になります。
投影
投影という言葉は、もともとは心理学用語です。
投影とは、自分の中にある受け入れたくない不都合な感情や衝動、認めたくない自分の行動を、他人のものだ、あるいは他者がしていると思い込むことです。
自分の信念を他人に投影することにより、自己防衛する仕組みです。
自分に対する嫌悪感を他人に押し付けたり、自分にとって受け入れがたい欲求や感情などを他者の側に転嫁してしまうことでもあります。
例えば嫌な上司は自分の嫌な部分を持っているから嫌いと感じるのかもしれません。
「嫌いな人は自分を映し出す鏡」とか「他人は自分を写す鏡」なんですね。
逆に自分の理想や期待を求めて投影することもあります。
精神的にしんどくてお悩みの方、お気軽にご相談ください。