こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
本日ご紹介する本の著者は、有名なお医者様です。
105歳で亡くなられました。
生涯現役を貫いたお医者様として有名な方です。
施術家は科学者でもありアーティストであるべき『医学とはサイエンス(科学)の上に成り立っているアート(芸術)である。』
『生きていくあなたへ 105歳 どうしても遺したかった言葉』日野原 重明
生きていくあなたへ 105歳どうしても遺したかった言葉 [ 日野原重明 ]
この本は、施術者にとってもクライアント様にとっても、本当に身に染みる内容ですね。
著者はクリスチャンですので、聖書の言葉がたくさん出てきます。
私もキリスト教の学校を卒業していますが、クリスチャンではありません。
キリスト教の考えは素晴らしいですし、聖書には素晴らしい言葉が書かれていますし、個人的に讃美歌は大好きです。
ですが間違った解釈をしている方もおられますので宗教としては抵抗はあります。
クリスチャンの人は、こんな素晴らしい先生のような人ばかりではありませんし、、、
太字の部分は本文からの引用です。
『ありのままに生きるということは、飾ることなく、人からの評価に左右されることなく、自分に与えられた能力、環境を、自分がやるべきことのために使う、難しいようでシンプルな働きなのです。』⇒ シンプルですが難しいです。自分に与えられた能力すらわかりません。でも著者に比べたら私なんかまだ45歳の若造?ですから、これからですね(笑)『明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である。(マタイによる福音書)』
寝る前には何も考えないというのは、実践しています。
寝る前に考えてもろくなことはないです。
『人目を気にせずあなたが自然体でいきていくようになるためには、まずは一歩勇気を出して行動してみてください』⇒ 私自身が一歩踏み出せないのは、自然体で生きていないからです。「目に見えない世界の話しをして嫌われたらどうしよう。」とか、「お金を無駄にしたらどうしよう」とか「失敗したらどうしよう」などなど、いろんな考えが邪魔をしてしまいます。『力は弱さの中でこそ十分に発揮されるのだ』
人間は弱っているときにこそ、自分の内面と向き合えるのかもしれません。
でもそれは紙一重。悪いエネルギーに引き寄せられることもあります。
そんな時に私はいつも思うことがあります。「うまくいかないときに何をするか、それによってこれからの人生が決まる。」と。
例えば、予約が入らずに暇なときにどう考えるか。その時間を勉強に使うのか、腐って時間を無駄にするのか、によってこれから先の人生が決まるんです。
『医学とはサイエンス(科学)の上に成り立っているアート(芸術)である。』
フィシオエナジェティックの創始者であるラファエル先生を見ているといつも思います。
知識だけではだめだということを。
部分だけを見るのではなく人間を見る、ということを心がけています。
施術家は科学者でもありアーティストであるべきですよね。
『「最近の若い者はなっていない」というのは、いつの時代も言われることですが、これは非常に自己中心的な発想のように思います。』
本当にそうですよね。
先日、電車の中でこんなことがありました。
あるお婆さんが、隣の座席に荷物置いた上にキャリーを目の前に置いて通路を塞いでいました。
小学校低学年と思えわれる子どもが身体に似合わぬ大きなカバンを持ち、通路を歩いていた時にそのキャリーにカバンが当たったのです。
それから次の駅まで延々と婆さんの説教が始まりました。
「近頃の若い者は、、、、」
子どもは涙目になりじっと聞いていました。
私の悪い癖で、ちょっとその婆さんと話しがしたくなり(笑)、「あの〜その荷物の方が邪魔なんじゃないですか?」と言ってしまいました。
このような高齢者もいます。
私はこうなるまいと心に決めました。
「最近の若い者は、、、」も絶対に言わないようにしようと以前観た「阪急電車」という映画を思い出しました。
できれば怒られた事がトラウマにならないようにしてあげたかった。
今までずっと見てみぬふりをしてきたから、見てみぬふりはしたくなかったんです。
『同時代に人がすぐにはわからなくても、真に価値のあるもの、つまり真に美しいものには時代が必ずついていきます。』
施術家さんのなかには、本当に美しいなと思うような精神で頑張ってはる人が多いです。
見習いたいですね。
美しいという表現は素敵ですね。本当に素晴らしい施術というのは美しいですよね。
『新しいことを始めるとき、そしてまわりの人がそのことを理解せず反対されたとき、「遠くを見つめる」ということを思い出してください。』『遠くを見る。表明する。実践する。これこそが僕たち人間が持つ、意志の力を形にするために必要なプロセスです。』
「遠くをみつめる」という表現は納得ですね。
私はすぐに足元ばかり見ています。
「お金が無くなったらどうしよう?」とか「セミナー行っている間にクライアントさんが離れていったらどうしよう」とかそんなことを考えてしまいます。
遠くを見つめよう!!
考えているだけではなく実践しよう!!
『子どもを愛し、期待すればこそ、「こうなってほしい」という理想を抱くこともあるでしょう。しかし、それを強いるというのは、子どもの潜在能力を封じ込めることにつながりかねません。』
『『それは親の意見であり、自分の価値観を知らず知らずのうちに子どもに押し付けているだけかもしれません。』
『子どもだからこそ神様が与えた才能がある、ということを信じて待つ。それこそ親の持つ、最大の役割なのだということを母が教えてくれたのです。』
先日、子どもを東大に合格させたという母親がテレビに出ていたのを見ました。
大学に入っても仲良しで親と買い物に出かけたりするそうです。
子どもも母親のことを尊敬していると。
う~ん!?なぜか違和感を感じる。。。
もちろん教育ママのすべてが悪いと言っているのではありません。
自分が望んだのを一生懸命応援している素晴らしい母親もいます。
でも・・・この母親は完全な支配者ですね。
この子が社会にでてうまくいくことを祈ります。
『過去の自分のこだわり、自分のやり方はこうだとか、自分はこういう性質だ、ということを決めつけず過ごしています。だから毎日が自己発見の連続なのです。』
私という人間は「○○です」とか私の施術のこだわりは「〇〇」とか決めつけちゃうと、視野が狭くなります
。以前フィシオエナジェティックの創始者であるラファエル先生が「とりあえず最初から壁を作らずにすべてのことを味わってみてから判断してほしい」というニュアンスのことを言っておられたのを思い出します。
味わってみると意外な発見があるかもしれません。知らなかった自分を発見できるかもしれません。
『得たものでなく、与えられたものをどう使うか。その使い方によって、本当の偉さ、つまり人生の豊かさが決められるのだと思います。』
自分自身に与えられたものは何なのでしょうか?
おそらくこう考えているうちはまだ人生豊かではないのかもしれません。最近になって私自身の与えられたものが、少しずつわかってきました。
自分の変な部分と思っていたことが、与えられたものだということを。わかってきたのはボディートークのおかげです。
『未知なる自分と向き合い、自己発見をすること。それを最期のその時まで絶え間なく続けていくことです。』
このような気持ちがあるからこそ生涯現役を貫けたのでしょうね。
私はボディートークに出会ってから未知の自分を発見しました。
これからも新しい発見があると思うとワクワクしますよね。
人生とは未知なる自分と向き合い、自己発見をすることです最後に心にしみる部分をご紹介します。
『病む人の喜びを私の喜びにしよう。病む人の悲しみを私の悲しみにしよう。病む人から与えられる鍵で、私たちのこころの扉をひらこう』
『恵まれていることの不幸乏しい中でも分かち合い』
『人に傷を与えたことは忘れるが、人から受けた傷や攻撃はどうしても忘れられない。それは人をゆるせない人間の愚かさのためなのだ』
『一歩踏み出せば見えてくる景色が変わる。行動こそが不安を打ち消してくれる』
『偶然を待ち受ける心、失敗を徹底して検証する姿勢』
『変化を恐れない。未知とは、変化する可能性のこと。変化していく自分を待望してほしい。』
人生とは、まさしく、未知なる自分と向き合い、自己発見を続けることですよね。