こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
本日は母乳のお話しです。
母乳がベスト
先日、こんなタイトルの記事が載っていました。
『おっぱいが一番:善玉菌は母乳を通じて子に伝わる』
『身体によいといわれる腸内細菌が母親の腸から母乳を通じて乳児の腸に到達するようだ、というスイス・チューリッヒ工科大学からの研究報告。乳児の消化機能や免疫機能に母乳がベストであることを裏付けるとともによりよい人工乳の開発につながることが期待される。研究者らは、7組の母子を対象とした研究で、腸内の健康に重要な働きをもつといわれているBifidobacterium breveやいくつかのClostridium属の菌種の同一株が、母乳と、母子の便のすべてから検出されることを見つけた。「腸内細菌がどのように母乳中に移行するのか現在はまた不明だが、遺伝子配列の決定によってそれらが間違いなく同一株(同じものが分裂して分かれた菌株であること確認している」と主任研究者のラクロワ教授は語っている。更なる研究により、細菌がいかなる経路で母から子に移行するのかより完全な経路の全体像が明らかになることが期待されるとともに、そのような菌株をプロバイオティクスとして人工乳に添加するなどの応用が期待される、とのことである。それまでは、母乳がベストであるだろう、とも。出典は『環境微生物学』。 (論文要旨) 』
私個人としては絶対に母乳じゃないとダメ!!とは言いませんし、わが娘も粉ミルクで育ちました。
でも粉ミルクにはさまざまなリスクがあります。
この記事のように以前から母乳と腸内細菌の関係は言われていました。
おそらく皮膚についている乳酸菌などで腸内細菌が育っていくのだろうと言われていましたが、母乳自体に乳酸菌が入っているという情報は初めてです。
とくに粉ミルクで哺乳瓶を毎回、漂白剤につけて消毒しているような場合はリスクが大きいです。
乳酸菌が育たないとアレルギー体質になります。
母乳にはそれ以外にも抗体なども含まれており、免疫防御能力に大きく影響します。
それは事実として受け入れなくてはいけません。
母乳が出ない人を責めているわけではありません
こういう話をすると母乳が出ない人を傷つける、という記事もみたことがあります。
決して母乳が出ない人を責めているわけではありません。
粉ミルクは絶対ダメと言っているわけではなく工夫が必要ということです。
本当は粉ミルクに乳酸菌が足されていればいいのですが、将来はそうなるかもしれませんね。
他にも腸内細菌が育ちやすいように殺菌しすぎないとか、いろいろなものを舐めさせるなど。
あと早すぎる離乳食は悪玉菌を増やす原因になるので注意が必要です。
1歳になるまでは本来母乳以外のものをあげてはいけません。