こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
本日は、私の治療方針に大きく影響を与えた本をご紹介します。
それまではサプリメント(ハーブや栄養療法など)を使うことに抵抗があったのですが、この本を読んで全くなくなりました。
そもそも自然の動物もハーブや栄養療法を使うんです。
動物の行動から健康を学ぶ『動物たちの自然健康法』おすすめ本
10年ほど前にたまたま本屋で見つけた本を読んだら、あまりに凄い内容にビックリ!!
それは『動物たちの自然健康法』という本です。
【中古】動物たちの自然健康法 野生の知恵に学ぶ /紀伊國屋書店/シンディ・エンジェル(単行本)
こんな内容の本が、2200円で売られているなんて・・・と思ったほど素晴らしい本です。
今は廃版になったようで、、、残念ですね。
いままで思っていた疑問が一部を除いてすべて解決です。その一部はのちほど。
疑問とは、
- 犬を飼っている方に聞いた事があるのですが、犬はお腹をこわすと草を食べる、しかもいつも同じ場所で同じ草を食べているようです。
- たまたまテレビで見たのですが、森の中の岩塩のような塩だまりに、昆虫から蝶から爬虫類から動物までさまざまな生き物が集まって夢中で塩をなめている姿が映し出されていました。なぜ塩?
などです。
この答えがここには書かれています。
- 自然の動物は寄生虫の駆除に薬草を使います。薬草の二次化合物を利用するだけではなく、葉の表面のざらざらを吸着物質として使うこともあるようです。飼われている犬にも本能的にプログラムされているのですね。
- 塩はミネラル補給の意味もあるのですが、有毒物質の解毒の意味もあるようです。他にも粘土や炭を解毒に使ったりするそうです。人類も粘土や炭を利用している部族がいるようです。また薬草(毒)を皮膚に塗って感染症を予防するケースもあるみたいです。
覚醒作用のある物質を動物が利用する理由については、あいまいですが書かれています。
これについてはまだちょっと理解できていませんので、わかればまた書きたいと思います。
動物は弱ってしまうとすぐに襲われます。ですので常に予防が重要なのです。
寄生虫、ウイルス、細菌などから身を守ることが命に直結するのです。
そして覚醒作用のある植物をも利用して元気なふりをすることも必要な状況もあるのです。
寄生虫の問題は日本ではタブーなので、まるで問題がなくなったように思われていますが、食中毒の原因として寄生虫が多いはずなのです。
日本ではイメージが悪いので隠しているのかもしれませんね。
動物たちがどんなハーブを使っているのか、についてはブログでは書きませんので、本を読んでみてください。
動物たちの自己治療法
『植物が自分用につくった抗菌化合物をとりこんで細菌感染から身を守ることができる。』
植物も細菌やウイルスにより病気になります。
当院で使っているハーブたちも、もともとは植物が病気から自分の身を守るために作った二次化合物なんですね。
『なぜか動物たちは微量栄養素を正しい割合で摂ることができる。極端に不足した場合は、微量栄養素を獲得するために行動メカニズムがはたらく。』
『動物は食物中に欠けているものが何なのかを知らなくても、不足したものを補うことができる。』
不思議ですね。
人間にも少しは残っているのでしょうが、その能力は失われつつあります。
『皮をむき、漉し、茹で、焼くという単純な方法から、複雑な発酵作用まで、人間のおこなう多様な調理法はある種の解毒である場合が多い。』
先人の知恵ですね。いわゆるあく抜きです。
多量の毒を含んでいる植物の毒を減らして毒のあるものを食べ物にかえたり、薬に変えたりする、先人の知恵はすごいです!!
『哺乳類が毒を急いで体外に出すという中毒に対する自然な反応(嘔吐や下痢)を強める物質を摂って自然の排出力を補うこともある。もっともよく知られているのはネコが草を食べることである。』
猫だけではなく犬も草を食べますね。
ある特定の場所の同じ草を食べるということを聞いたことがあります。飼いネコや飼いイヌにも本能が残っているんですね。
動物は土を食べる
『動物が毒を処理する方法としては、土を食べることである。』
飼い犬も土を食べることがあるようですね。
現代のヒトにはほぼ無くなってしまったものですし、土を食べていたら異常と思われるでしょう。
この本にも書いてありますが粘土を食べる文化が残っている地域もあるようです。
『動物は塩(塩化ナトリウム)や石灰(炭酸カルシウム)、銅、鉄、亜鉛などのミネラルを手に入れるために土を食べるのだと証明されてきた。しかしときとして、このミネラルへの欲求は植物の解毒と直接関係していることがある。』
以前テレビ番組で、塩だまりのようなところに動物だけではなく昆虫までが集まってきて夢中で舐めている映像をみたことがあります。
当院でも解毒の際にミネラルを多量に摂取していただくことがあります。
実際にミネラルを補充するだけでも解毒が進んでいきます。(※ミネラルの過剰摂取は毒にもなりますので注意してください。)
動物は粘土を食べる
『消化器系の不調をきたしている多くの動物が粘土を求めていることは明らかだ。』
『一部の土は栄養(ミネラルや微量元素)源であるが、粘土摂取のおもな役目は食物中の毒を中和することである。』
『粘土は昔から料理でも伝統薬でも、解毒作用のある材料として使われてきた。』
粘土も土の一種ですが、土の中でもとくに粘土を摂取する動物が多いそうです。
食用クレイ(ベントナイトクレイ)を健康のために摂取してる方もいるようです。
食用クレイというものも売っているみたいですね。
サプリメントとして売っているものは見たことありませんが、カプセルに入れて飲むこともできそうですね。
当院でまだ試したことはありませんが、役に立つかもしれせん。
調べてみるとアルミニウムの含有量が多いのが少し気になります。今後試してみようかな?
動物は炭を食べる
『炭は粘土と同じく毒を吸着する。』
『野生動物は炭が体にいいことを知っていて、木の焦げる匂いがすると、その結果できるはずの炭をもとめて群れをなしてやってくる。』
「炭は医療現場でも普通に使われていますよ。」とお医者様から聞きました。
特に救急の現場で中毒の治療に使われるようです。
この本にも書かれています。浄水器など水の解毒にも使われていますね。
『人間はどうかというと、私たちは嘔吐と下痢にたいする反応をできるだけ妨げないようにすべきで、安全で清潔な炭のドリンクや粘土の錠剤、ミネラルウォーターを飲むことも重要である。』
当院でもサプリメントとして炭を使うことがあります。
チャコールは水に溶かして飲んでもは「無味無臭」です。
子どもだとサプリメント使えないので、水に溶かして飲んでもまずくないのであれば水に溶かして飲んでもらうこともできそうですね。
もちろんすべての人に役に立つかどうかはわかりません。それに便が黒くなるのでびっくりしないでくださいね。
『1万年前に農業が始まったが、それ以前は狩猟採集民であり果実と野菜と油のない肉を食べていた』
『穀物や他の動物の乳を飲んだりすることはめったになかった』
『私たちの体は数百万年にわたって狩猟採集するようにつくられてきた。まだ穀物や脂肪分の多い食事に対処できていない』
穀物や乳製品を食べ始めてからの歴史は、全体を考えると、まだ始まったばかりなのです。
ほとんどのヒトはまだ遺伝子的に対応できていません。