こんにちは、大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
コーヒーは体に良いという情報があります。
本当でしょうか?
皆様この情報っておかしいと思いませんか?
他に身体に良さそうなものはいっぱいあると思うんですが、なぜコーヒーなのでしょう?
コーヒーは体に良いの悪いの?
先日、NHKの番組でカフェインの問題についての内容の番組がありました。
カフェインの害をテレビ番組で放映するのは珍しいですね。
ネットでは、コーヒーが体に良いなどの情報がたくさんあります。
いったいコーヒーは体に良いのでしょうか、悪いのでしょうか?
コーヒーは体に悪い、肝機能が落ちている人には悪影響
結論から言うと、良いという情報はほぼウソです。
でも、すべての人に悪いというわけではなく、肝機能の落ちている人は影響を受ける、という表現になります。
カフェインは肝臓の解毒能力範囲内であれば摂取してもOKです。すべての人に悪いわけではありません。
肝臓の解毒機能が高い人は問題ありませんし、カフェインの中毒にもなりにくいと言えます。
つまりカフェイン中毒になっている方はほとんどのケースで肝機能低下が低下しています。
日本人は遺伝的にカフェインの解毒能力が弱く、依存症になりやすい体質です。
⇒ カフェインに関する遺伝子外部記事 カフェイン耐性と遺伝子と関連性。コーヒーの摂取量は遺伝子によって決められている可能性(英・伊・オランダ研究)
それはカフェインだけではありません。アルコールでも同じです。
カフェインを含む飲み物・食べ物
カフェインを含んでいるものはコーヒーだけではありません。
- 紅茶
- 緑茶
- ウーロン茶
- マテ茶
- 清涼飲料水(コーラ・レッドブルなど)
- 栄養ドリンク
- チョコレート
- ココア
などなど。
カフェインのメリットとデメリット
カフェインはデメリットがほとんどですが、あえてメリットとデメリットを書いてみました。
カフェインのメリット
- しいて言うなら、交感神経を刺激したり、副腎ホルモンであるアドレナリンを刺激したりすることにより、活動を活発にささせる。
カフェインのデメリット
- 肝臓での解毒のフェーズⅠのスピードを過剰にあげてしまう。なぜそうなるかと言うと、カフェインを早く解毒しようとするからです。ですがそうなるとフェーズⅠとフェーズⅡの間で中間生成物質が停滞してしまいます。
- カフェインはビタミンB6を消費してしまう。ビタミンB6が不足するとアミノ酸の代謝・合成に問題が起こったり、酵素の生成がうまくいかなくなりうつ病や不眠症などの精神疾患などの問題につながることがあります。
- カフェインが交感神経を刺激するため、高血圧・不眠症・冷え性・頭痛・心臓病・依存症などを引き起こす。
- 副腎疲労を引き起こす
カフェインは合法覚醒剤です
カフェインは合法覚醒剤です。先ほども言ったように交感神経を刺激し依存症にもなります。
この本に書かれていますが、コーヒーの実は、自然の動物のほとんどは食べません。
でもコーヒーの実を唯一食べる動物が「ヤギ」だそうです。
ヤギは食べることによって急に攻撃的で強くなるそうです。
そうなんです。ヤギはコーヒーの実を覚醒剤としてうまく利用しているのです。
他の動物は酔っぱらったようにふらふらになるため、逆に弱くなるので食べないそうです。
ヤギが強くなっているのを見て、人間がコーヒーの実は滋養強壮剤だ、と間違ったのがコーヒーの始まりだそうです。
まあ人もストレス緩和に少しくらいなら役立つ部分もあるのかもしれませんね。
植物は生き残るためにカフェインを作りだす
カフェインは植物が作る化学物質(フィトケミカル)です。
何のためにつくり出すのか、それは自分自身が生き残るためです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
⇒ なぜコーヒーにはカフェインが含まれているのか?(外部記事)
健康情報には気を付けて
健康情報について、気を付けないといけないことがあります。
それは、その情報が何かの影響を受けていないか、ということです。例えば、売りたい人の力が働いているとか、です。
コーヒー以外にも紅茶、チョコレートや赤ワインなどの嗜好品が身体にいいという情報は非常に多いです。
皆様良く考えてください。売りたい側の人が研究者を使って良い情報を流しているとしたら・・・・
しっかり五感を使って考えてくださいね。
特にテレビの情報やネット情報は注意ですね。
私はNHKの受信料は必ず払うことにしています。
NHKの番組がまだ一番ましだからです。
それはなぜか?
スポンサーという名のクレーマーの影響を受けないからです。
例えば、先ほどのカフェイン問題。
こういう問題は民放ではなかなかできません。
カフェインを売っている会社、エナジードリンクを売っている会社がスポンサーになっているからです。
もし、スポンサーがカフェインの悪口を言っている民放の番組を見たら、スポンサーはどう思いますか?
2度とスポンサーにはならない、と思いますよね。
ですので、スポンサーに気を使った番組しかできないのです。
⇒ コーヒーのCMに関する外部記事 「もしコーヒーのコマーシャルが正直な内容を伝えてしまったら?」を描く少し過激なCM風ムービー
缶コーヒーなどの清涼飲料水には別の問題もあります。
⇒ 「缶コーヒーは悪魔の飲み物」と医者が言う理由(外部記事)
もちろんNHKも国の影響を受けているので、なんでもかんでも話題にするわけにはいけません。ですから、自由というわけではありません。
テレビやネットは特に情報歪むのでご注意を!!