こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
例えば患者様に「乳製品のアレルギーがありますね」と伝えた時に、「何の症状もでてませんが」との返答がよくあります。
先日も一回目で明らかな不信感が表情に表れていた方が2回目の予約は無断キャンセルとなりました。
その方は15年前からの耳鳴り(頭鳴り)の原因がお米のアレルギーだったんです。
おそらく当院での話しをインターネットで調べても情報がない ⇒ ウソ と判断されたのでしょう。仕方ありませんね。
アレルギーで耳鳴りってこともあるんです
皆様が想像しているアレルギーはアトピー性皮膚炎とか喘息とか鼻炎です。
でも食べた物って何処を通りますか?
口の中 ⇒ 胃 ⇒ 小腸 ⇒ 血管・リンパ管 ⇒ 全身
口の中や胃は粘膜が強いのであまりアレルギーはでません。
噛んだりして粘膜が弱ったところに口内炎として出ることはあります。
となると腸やリンパ管や血管にまずアレルギーが出やすいということになりますね。
「そんなの聞いたことがない」という返答を良く聞きます。
実際にそういう情報がほとんどないんです。日本はアレルギー後進国ですからね。
例えばカフェインや重金属だったら脳に入りやすく脳血管にアレルギーがでます。
これは脳の血管に慢性炎症が起こるということなんです。
例えば頭痛なんかはアレルギーでよく起こる症状ですが、頭痛持ちの方は脳血管障害になりやすいという統計データもあります。
でも日本ではアレルギーで頭痛が起こるという感覚がありません。
過敏性腸症候群の患者様に「たくさんアレルギーがありますね」というと「お医者様からそんな話しは聞いたことがない」とか「血液検査で引っかかってない」という意見を良く聞きます。日本にはそういう情報がないんです。
ある意味皮膚に出るアレルギーの方が特殊で、食べ物が通るルート上にアレルギー反応が起こるほうが普通とも言えます。
遅延型アレルギー
アレルギーには遅延型アレルギーというものがあるのをご存知ですか?
実は日本で血液検査で調べているのはIgEという物質なんですが、遅延型アレルギーはIgAとかIgGという物質で、これは調べてないんです。
IgEは即時型アレルギーでアナフィラキシーや蕁麻疹などの急性の症状を起こしますので、ほとんどが自覚があります。
それに対してIgAとかIgGは遅延型アレルギーで数時間から数日後の出ますので自覚がないうえに慢性症状を起こすのです。
その「不調」、あなたの好きな食べ物が原因だった? 遅発型フードアレルギー
この本の中に遅延型アレルギーで出やすい症状が書かれています。
- 疲れやすい
- 肌荒れ・湿疹
- アトピー性皮膚炎
- 便秘・下痢
- 消化不良・腹痛
- 過敏性腸症候群
- イライラや集中力低下
- メンタルの不調
- 不妊
- むくみ
- 体重の増加
- 冷え性
- 肩こり
- めまい・しびれ
- 耳鳴り
- 風邪を引きやすい
- 頭痛・頭重感
- 不眠
- 口内炎
- 筋肉・関節の痛み
- 喘息
アレルギーで耳鳴りってこともあるのです。
当院でも「よくある」と思う項目と、これってリーキーガット症候群の症状じゃないの?と思う項目はあります。
ですが、この本にも書かれている通り、遅延型アレルギーが起こりやすい原因はほとんどがリーキーガット症候群にあるので、間違っているわけではありません。
こういう考え方が日本でも増えてきたらいいですね。
こういう情報がインターネットでたくさん検索されるようになれば、患者様に対する説明も簡単になるんですが・・・
日本の技術があれば、調べる検査機器を作ることくらい簡単だと思うんですが、日本にはまだありません。恐らくメリットがあまりないんでしょうね。
それにこの検査自体、医学的には100%正しい結果が出ないので難しいのかもしれません。
実際に当院でほとんどの食べ物がアレルギーの可能性が高いとなっている検査結果をみたことがありますが、実際に当院で調べるとすべてではありませんでした。
リーキーガット症候群があるとすべての物が数値が増えるようです。そしたらリーキーガットの指標になるかもしれません。
こういう本がベストセラーになり、皆様に知識として知れ渡ることを願います。(この本の著者とは個人的関係は一切ありません)