こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅のホリスティック療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
ホリスティックキネシオロジーの創始者であるラファエルDOは、ウィーン・スクール・オブ・オステオパシーの創設者でもあります。
(ホリスティックキネシロジー協会HPより引用)
ホリスティックキネシオロジーの創始者ラファエルDOはウィーン・スクール・オブ・オステオパシーの創設者でもあります
ラファエルDOはこれまで、世界中を巡って オステオパシーやホリスティックキネシオロジーを各国の治療家やセラピスト達に教え続けていただけではなく、オーストリアのオステオパシー学校の運営にも携わっておられました。
この設立した学校の運営を辞任され、現在は世界でホリスティックキネシオロジーを教えることと個人セッションの他に、「やりたい事」に専念するようになったそうです。
「ホリスティックキネシオロジー」は「フィシオエナジェティック」という名称に変わり現在に至ります。
⇒ フィシオエナジェティックについて詳しくはこちら
ラファエルDOの研究
ラファエル先生がやりたいこと、それは人間や生命に関する実験と調査研究です。そして論文を発表しシェアすること。
セミナー中にも面白い研究内容の話しをいくつか聞きました。
授業中に顎骨病巣(歯を抜いた後の骨に慢性的な細菌感染が起こること)についての話しをしていた時に、歯科的治療をする以外だとアロマセラピーが非常に有効である、という説明がありました。
ラファエル先生は、このセラピーを何十年も患者さんに行なってきて、歯肉にアロマオイル塗り込むと歯肉を通って骨に到達し、さらに顎骨にできた炎症(病巣のある部位)を探してそこへ到達するということを臨床的に発見しました。
その部位に塗り込み、その部位が治ると考えられていましたが、そうではなく、アロマの成分が、勝手に炎症部位を探しだして、そこへ移動し治療するそうです。
ラファエル先生はそれが体の他の部位にも起こること、それから香りを吸い込んで肺に行きそこから悪い部位を探すのかどうか?をきちんと立証できる形で実験してみたかったのだそうです。
そこでスイスの大きなタバコ会社にお金を出資してもらい、フランスのアロマセラピー大学との提携で研究を始めました。どうやって実験したかというと、アイソトープ(放射性物質)を使ってアロマの成分をマーキング(アロマ成分に色付け)し、アロマ成分を吸引した時に肺から体内のどこへ行くのか?を見ていったそうです。
「タイム」というアロマ成分は、炎症を起こしている箇所に到達したのが確認されたそうです。「ローズマリー」やその他のアロマは、肝臓に到達したそうです。
また大腸菌の実験のお話しも非常に面白かったです。培養液の中に大腸菌を入れ培養させます。大腸菌がいるシャーレの5つのポイントにそれぞれ異なるアロマ成分をたらしました。
どのアロマが一番、大腸菌を消滅させる作用があったかというと1番効果があったのは「フランキンセンス」というアロマです。2番目に効果があったのは「タイム」というアロマだったそうです。この2つはホリスティック歯科治療でもよく用いられることがあるそうです。
それから抗生物質と「タイム」というアロマを比較した実験も行なったそうです。抗生物質は最初だけ強烈に効くけれど、すぐに効果が無くなります。けれど「タイム」や「ティーツリー」を入れたら効果がずっと続いて菌が死滅していったそうです。
菌を殺す効果を発揮させるためには、オリーブ油などベースオイルにアロマを数滴たらして1日に3回ほど塗り込む、これを14日間行なう、とのことでした。
ところで なぜタバコ会社がこのアロマ成分の研究にお金を出資してくれたかというと、アロマ成分が入ったタバコを販売したかったからだそうです。
研究結果が出た後、実際にアロマ成分入りのタバコが販売されています。リンゴ&カモミールの入ったタバコが発売されましたが、売れ行きが伸びずに残念ながら販売中止になったそうです。そして、研究資金も打ち切られてしまった、ということです。
残念ですね。
最後に
結局「やりたい事」「たのしい事」をすると、必要な縁が自然発生するかのように現れてくる、そして必要な時に必要な人や環境が整ってきます。意識や目標というのはそれだけ重要だという事ですね。
最後にとても印象に残った先生の言葉『腕長反射テスト(ARテスト)だけで判断してはいけない』。
私なりに考えると、
- その人が病気そのものにとらわれていないか?
- 前向きな気持ちで自分の身体を変えようと思えているのか?
- 自分の力で治そう、という意志があるのか?
- その人が、リバウンドしないようなきちんとした気持ち・考えを持てているのか?
- 施術者(私)が治したいという思いなく、中立でいられているか?
- 施術者(私)自身が健康を保てているのか?
をしっかり見ないといけないということかな、と思っています。