こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
皆様、壊血病という病気をご存じでしょうか?
壊血病という病気をご存じですか?
壊血病に関するこんな記事を見つけました。
『しかし、ペストや結核よりはるかに深刻であったのは、現代では耳慣れない「壊血病」という病気であった。この病気を発症した者は、強い疲労感と衰弱に悩まされ、皮膚は押すとずっとへこんだままになるほど張りを失う。鼻や口から出血し、全身の皮下に紫のあざができ、下痢や関節の痛み、歯の脱落といった症状に苦しみながら、衰弱して死んでゆくことになる。』
https://news.yahoo.co.jp/articles/29bcad3e1c9a7d4d9bf9e3ec799e469f58589da8 より引用
人はビタミンCを合成できない
人はビタミンCを合成できません。
ヒトだけではなくサルやラットもビタミンCを合成できないため、ヒトは食物からビタミンCを摂取しなければいけません。
ビタミンC不足はコラーゲンを劣化させる
上記の壊血病の解説である「鼻や口から出血し、全身の皮下に紫のあざができ、下痢や関節の痛み、歯の脱落といった症状」というのはすべてコラーゲンの劣化が原因です。
『プロリンに酸素を取り付けるのは、化学的になかなか難しい反応だ。この反応を手助けし、滞りなく進行させるのがビタミンCの役目だ。ビタミンCを食物から得られないと、酸素取り付けが進行せず、結果として弱いコラーゲン繊維しか作れなくなってしまう。すると血管や歯根組織がもろくなり、出血や歯の脱落といった症状につながってゆくのだ。』
https://news.yahoo.co.jp/articles/29bcad3e1c9a7d4d9bf9e3ec799e469f58589da8 より引用
コラーゲンは結合組織の一番重要な成分ですので、結合組織が劣化します。
結合組織は細胞以外の場所のほとんどを埋めているものです。
ビタミンCを含む食品
ビタミンCは柑橘類や緑黄色野菜というイメージかもしれませんが、基本的には糖質の中に含まれるものでもあるので、穀物やジャガイモなどにもたくさん含まれます。
もちろん生成された穀物はダメですよ!
当然のことながら糖質制限をすると必ずビタミンC不足になりますからご注意を!!
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結合組織(コラーゲン)の役割
結合組織(コラーゲン)の役割としては、
- 構造の支持(骨・軟骨・靭帯など)
- 組織に水分や栄養を届ける
- 物質を蓄える
- 水を貯える
- 組織の動きの潤滑を良くする
- 組織に柔軟性を与える
などの働きがあります。
結合組織(コラーゲン)でできているもの
結合組織(コラーゲン)でできているものとしては、
- 骨
- 軟骨
- 靭帯
- 歯
- 真皮・皮下組織
- 筋膜
- 血管
- 脂肪組織
などです。
ですが、細菌の研究では細胞の中にまで結合組織(コラーゲン)のネットワークがありますので、すべての臓器に関係すると言えます。
肝硬変もコラーゲンの劣化が原因です。ビタミンC不足が原因ではないですが。
上記の記事のような、「血管や歯根組織がもろくなり、出血や歯の脱落といった症状」もコラーゲンの劣化によって起こるのです。
ビタミンCが不足すると・・・
ビタミンCが不足しコラーゲンが劣化すると他にも、
- 紫斑病
- 皮膚疾患
- シワ
- 肌荒れ
- 怪我しやすくなる(靱帯や筋膜の劣化)
- 骨折しやすくなる
- 骨の変形
- 発育不全
等も起こる可能性があります。
※人はビタミンCを体内で合成できないので食物から摂取する必要があります。
ビタミンCが不足する原因
ビタミンCが不足する原因としては摂取不足の外にも、
- タバコの摂取
- 睡眠不足
- 有害な重金属の蓄積
- 肝機能低下
などがあります。
ビタミンC以外にもコラーゲンにとって重要な栄養素
上記の記事に書かれているL-プロリンというアミノ酸はコラーゲンの材料です。
以下の栄養素はすべての人に合うわけではありません。自己判断で摂取する場合は1か月以上の長期摂取は控えてください。
Lプロリン
コラーゲンにはLプロリンだけではなく、LリジンやLグリシンをいったアミノ酸も必要ですので、アミノ酸を複合的に摂取したほうがいいかもしれませんね。
アミノ酸複合(アミノアスリート)
アミノ酸複合(個人輸入サイト「アイハーブ」)
※体質に合わない方もおられますので、自己判断での長期摂取はご注意ください。