何故食べているのに栄養不足になるのか？

こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。

本日は、栄養吸収に関するお話しです。

たくさん食べていても栄養不足になるケースがあります。

何故なのでしょうか？

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何故食べているのに栄養不足になるのか？

たくさん食べていても栄養不足になるケースには、主に５つの問題が考えられます。

です。

１、リーキガット症候群

栄養を吸収する場所は、ほとんどが小腸という場所で行われます。

栄養を吸収するというのは、動物にとっては大変なリスクなんです。

それは何故かというと、異物や毒や細菌などが入ってくる可能性があるからです。

ですので栄養を吸収する場所は一か所、小腸だけにしているのです。

実際には小腸以外からも物質は入ってきますが、皮膚組織や粘膜組織によってかなりがガードされていますので微量です。

食べ物に混ざって、いろいろな異物や細菌、毒素が入ってきます。栄養はできるだけ吸収して、異物はできるだけ吸収したくないんです。

細菌やウイルスなどは小腸のリンパ組織により強力にガードされています。ですので常に戦っている、つまり常に炎症が起こっているのです。

炎症によって変性した細胞は破壊され、入れ替えられなければガン細胞化してしまいますので、２～３日で小腸の粘膜組織はすべて入れ替わります。

異物をガードするために、小腸の穴はできるだけ小さくする必要があるのです。穴が大きすぎると未消化の栄養素や細菌などまで吸収されることになります。リーキガット症候群 （漏出性消化管症候群）ですね。

いろいろな毒素が入ってくると、小腸のリンパ組織はパニックになります。入ってくるものすべてをガードしてしまうかもしれません。そうなると、必要な栄養素までガードしてしまうことになります。栄養不足ですね！！

２、消化酵素不足による消化不良

小腸の栄養を吸収する穴はとても小さいので、細かく分解されていない栄養素は吸収されないということになります。そのためにも、消化が重要になるのです。

消化のスタートは咀嚼です。

ある程度細かくされた食べ物は、唾液＋アミラーゼなどの酵素　⇒　胃酸＋ペプシンなどの酵素　⇒　膵液＋アミラーゼやリパーゼなどの酵素　＋　胆汁酸　⇒　小腸、という流れで小腸の小さい穴を通るくらいまで細かく分解されます。

分解されてようやく栄養として吸収されるのです。ただ食べればいいというわけではありません。

３、腸内細菌叢の問題

腸内細菌叢の違いによって腸内細菌が作る栄養素も違ってきますし、消化に重要な細菌もいますので、消化能力に差が出てきます。

これは、過去に抗生物質を摂取した、などの後天的な要素だけではなく、人種や地域による特性などの先天的な要素もあります。

例えば、日本人だけに海藻類を消化する細菌が住み着いています。海藻類から栄養を摂取することができる唯一の人間なのです。

本来、野菜に含まれない栄養素を作る腸内細菌を持った民族もあるみたいですし、逆に動物性のものには含まれない栄養素を作る腸内細菌を持った人種もあるようです。

こういう人たちは、菜食や動物食だけでも生きて行くことができるのです（日本人は菜食や動物食だけでは生きていけません）。

４、アルブミン不足

肝臓で作られるアルブミンは、栄養素を配達する役割があります。

アルブミンと引っ付いたブドウ糖は絶対に離れません。ですので、糖尿病の人は栄養不足になるのです。

アルブミンと結合していない栄養素は尿に栄養素を排泄してしまうため、栄養不足になります。

また、アルブミンは浸透圧を調整する役割もあるので浮腫みの原因になります。

５、腎臓機能低下

腎臓機能低下によって、必要な栄養素の再吸収がうまくいかなくなることがあります。

栄養素を運ぶアルブミンが尿から出ると蛋白尿という状態です。

栄養素が出てしまうと栄養不足になります。

栄養不足に対して当院で出来ること

当院のフィシオエナジェティック検査を使用し、どの栄養素が足りていないのか、なぜ足りていないのか、を調べます。

栄養吸収を阻害している要因はさまざまです。

これらの問題を取り除くオーダーメイド治療をしています。

栄養不足に対してボディートーク療法でできること

ボディートーク療法は自己治癒力が気づいていないポイントをつなぎ直すエネルギー療法です。

栄養不足には栄養を消化吸収できていないという問題が必ずあります。

その要因はさまざまですが、しっかりすべての細胞や組織が協力し、食べ物を消化吸収できるように変えていきます。