こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
熱中症予防に重要なのは水分摂取と塩分摂取ですね。
ここで重要なポイントは、
- カフェインを含む飲料やアルコールは利尿作用がありますので、逆に水分不足の原因になります。カフェインを含む物としては、コーヒー・紅茶・緑茶・ウーロン茶・マテ茶などです。
- 塩分摂取は食事で摂取する
ことです。
食欲がどうしてもないという場合は塩分を飲料などで摂取することは有効ですが、それだけでは熱中症を完全に予防することはできないです。
熱中症予防には食事も重要
熱中症予防には食事も重要 なんです。
暑いからといって、麺類やパンなどのあっさりしたものばかり食べていると、ビタミンB1不足やアルブミン不足(たんぱく質やビタミンB6不足)で熱中症になってしまう可能性があります。
糖の取り過ぎに注意!!
ビタミンB1は糖によって消費されますので、ビタミンB1を含まない白米や精製小麦やその加工品ばかり食べているとビタミンB1不足になり、下記のような問題を起こす可能性があります。
- アシドーシス(血液が酸性になる)になる
- エネルギー不足により低血圧で脳の血液量が減る
- 脳神経に影響してウェルニッケ脳症になる
こともあります。
たんぱく質不足に注意!!
アルブミンは水分調節をしたり、ミネラルなどの栄養素を運ぶアミノ酸です。
その合成には、たんぱく質やビタミンB6(タンパク質の多いものに多い)が必要です。
ビタミンB6はカフェインやアルコールで消費されます。
アルブミンが少なくなると血液量が減り血圧が下がり脳の血行不良が起こったり、熱を下げにくくなることがあります。
糖尿病薬や降圧剤(高血圧の薬)を飲んでいる人は熱中症になりやすい
特に糖尿病薬や降圧剤(高血圧の薬)を飲んでいる人は熱中症になりやすいので要注意なんです!!
下記の降圧剤はナトリウムと水を排出する薬なので、要注意です!!
- 利尿薬
- ARB(アンジオテンシンii受容体拮抗薬)
- ACEI(ACE阻害薬 =アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬 )
下記の糖尿病薬はアシドーシスを引き起こしたり利尿作用もあるので要注意です。
- SGLT2阻害薬
熱中症やアシドーシス、極度の低血圧になりやすいことを患者様に説明しているのでしょうか?
疑問ですね。