こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
先日このような記事をみました。
『たんぱく質の過剰摂取による副作用には次のような症状が挙げられる。
・胃部の不快感
・吐き気
・消化不良
・下痢
・体重の増加
・脱水症状(たんぱく質が過剰に摂取されると、より多くのたんぱく質を処理するために腎臓がオーバーワーク気味になり、頻尿になるため、脱水症状につながる恐れがある)』https://news.yahoo.co.jp/articles/1f2c6eca8f7fe4b4e1fa58cb23e46cf5585c6f35 より引用
タンパク質の消化吸収は胃酸などの消化酵素が必要です。
日本人は遺伝的に欧米人と比較して胃酸が少ないので、タンパク質消化能力が低いのです。
タンパク質の過剰摂取による副作用
タンパク質の過剰摂取による副作用は上記のような問題だけではありません。
例えば、タンパク質代謝の段階でビタミンB6が過剰に消費されたり、代謝の過程で発生するアンモニアの影響を脳が受けてしまうことも考えられます。
アンモニアの問題
アンモニアの問題としては、
- エネルギー源であるATPの産を妨げる
- 脳を動かす主要なエネルギーであるグルコースの生成を妨げる
- ブレインフォグ
- 興奮性神経伝達物質グルタミン酸が過剰になる
- 脳疾患(統合失調症、てんかん、など)
などがあります。
タンパク質はビタミンB6を消費します
タンパク質はビタミンB6を消費します。
厳密に言うとビタミンB6はタンパク質の多いものに含まれるので、ビタミンB6を含まないプロテインなどのタンパク質だけのものは問題ということです。
ビタミンB6(ピリドキシン)の役割
ビタミンB6(ピリドキシン)の役割としては、
- ナトリウムとカリウムのバランスをとることを助ける
- 葉酸と共同しホモシステインの構成を減少させることによって、心臓血管健康につながる
- 正常な赤血球の生産を促進
- 血液の抗凝固作用
- ホルモン生産のコントロール
- 抗体の生産を促進
- たんぱく質(アミノ酸)の代謝の補酵素としての役割がある
- 脂質代謝に必要な酵素の合成
- 神経伝達機能
- ドーパミンやセロトニンなどの神経伝達物質の合成
- 胃酸の成分である塩酸の生産を助ける
- ビタミンB12の正常な吸収
- たんぱく質と脂肪の吸収
- 腎臓結石を防ぐ
- トリプトファンをナイアシン(ビタミンB3)に転換するのを助ける
- 神経と皮膚障害の予防
- つわり緩和
- 抗うつ薬による口の渇きや排尿障害の緩和
- 夜間の筋肉の痙攣、ひきつり、手のしびれ
- 結合組織(エラスチン)の合成
- 解毒を促進
などがあります。
ビタミンB6が不足すると・・・
ビタミンB6が不足すると、
- 肩こり
- 貧血
- 神経疾患
- 肌の不調および傷を引き起こす
- 蕁麻疹・皮膚炎
- 痙攣やてんかん発作
- 皮膚炎
- 蕁麻疹
- 口内炎
- 神経炎
- 脂漏性皮膚炎
- 舌炎
- 口唇炎
- 神経過敏
- 抑鬱症状
- 末梢神経炎
- 貧血
- ケイレン
- 動脈硬化
- うつ
- 手足のしびれ
- PMS
- 脂漏性皮膚炎
- 手根管症候群
- 不眠症
- 脳内神経伝達物質に影響
などの問題が起こる可能性があります。