こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
今日は個人的な話し。
ある時、突然、動悸が起こりました。しばらくすると頭がフーっとなり意識が無くなりかけました。
やばいひどい不整脈か心不全かも。
しばらくすると治まりましたが原因は思い当たらず。
次の日も満員電車で息できないし動悸がする。
これは超久々のパニック障害かもしれない。
動悸がするのはチョコレートに含まれるテオブロミンかも
次の日に原因がわかりました。チョコレートを食べたときにひどい動機が起こったのです。
ふだんチョコレートは食べないのですが、貰い物のチョコレートがいっぱいあって妻に「店に持って行って」と言われたんです。
貧乏性の私は少しくらいなら大丈夫か、と思って食べてしまったんです。
もともとチョコレート食べると全く寝れなくなるので絶対に食べないんですが、たまたまその時夜遅くにエアコン買い替えのためエアコン探していたんです。
次の日休みだし眠気覚ましにもなるからいいか、と思ったのが間違いでした。
動悸の原因はチョコレートだったんです。
チョコレートに含まれる覚醒物質
ちなみにチョコレートには動悸を引き起こす可能性がある3種類の覚醒物質が入っています。
- カフェイン
- テオブロミン
- チラミン
です。
私の場合カフェインの影響ではなくテオブロミンの影響だと思います。
根拠はないですが緑茶やカフェインは大丈夫ですし、チラミンを含む物もそんなに大きな症状が出ないのに、チョコレートだけ全く寝れなくなるというのはテオブロミン不耐症ではないかと推測されます。
⇒ カフェイン不耐症について詳しくはこちら
⇒ チラミン不耐症について詳しくはこちら
今回は動悸がひどく、ふらっとして倒れるかと思いました。
テオブロミンとは?
テオブロミンとは、カフェインによく似たアルカロイドの一種です。
アルカロイドとは?
アルカロイドは植物に含まれる有機化合物の一種です。
アルカロイド毒は小さな動物にとっては猛毒になりますが、人間のような大きな動物にとってはまれに役に立つケースもあります。
アルカロイド毒のほとんどは交感神経を刺激し、緊張をもたらし血管を収縮させます(すべてではありません)。
役に立つケースもありますが、ほとんどのケースは毒です。毒にも薬にもなる物質と言えます。
先ほどにも言いましたが、麻酔や鎮痛剤・抗アレルギー作用として使えますが、覚醒作用があるので中毒にもなるとも言えます。
アルカロイドの多くが脂溶性ですので西洋医学の薬になります。
カフェインやテオブロミンの外にもよく似たアルカロイドはあります。
テオブロミンを含む物
- カカオ
- チョコレート
- コーラ
- ガラナ
- マテ茶
- チャノキ(緑茶類にも少量ですが含まれます)
など。
テオブロミンが引き起こす症状
- 消化不良
- 脱水
- 交感神経の過剰緊張(頭痛・動悸・多汗・パニック障害・過呼吸症候群など)
- てんかん様発作
など。
テオブロミン代謝が遅い動物として犬が有名です。
テオブロミンが増える原因
- テオブロミンを含む物の摂りすぎ
- カフェインやテオブロミンの代謝問題(ほとんどは肝臓の問題です。カフェイン代謝の際にもテオブロミンができます。最終的には尿酸となり尿から排出されます。)
⇒ 肝臓機能について詳しくはこちら
もしかしたら不眠症や動悸の原因はチョコレートに含まれるテオブロミンかもしれません。不眠や動悸でおお悩みの方、お気軽にご相談ください。