こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
早く梅雨明けまじかですね。
梅雨時期と言えばカビ。
カビは湿気が大好きです。
梅雨時期が終わっても今度はエアコンから噴き出すカビ。
カビ自体だけではなく、カビがつくるさまざまな毒素(マイコトキシン)が体に影響することがあります。
カビ(真菌類)が発生させるマイコトキシン
トキシンとは、細菌や動植物などから産出される有毒物質の総称です。
その中でも真菌類(カビ類・酵母など)がつくるトキシン(毒素)をマイコトキシンと言います。
カビが発生しやすいもの
カビが発生しやすいものとしては、
- とうもろこし
- コーヒー
- 小麦
- 大麦
- 砂糖
- ナッツ類
- 果物
- 発酵食品(アルコール・チーズ・味噌・パンなど)
などがあります。
もちろんこれだけではなく、お米などなんとなく日持ちするものと勘違いしているようなものにもカビが増えているかのうせいがあります。
カビ毒(マイコトキシン)が引き起こす症状
カビ毒(マイコトキシン)がひき起こす可能性のある問題としては、
- 細胞分裂を阻害
- ミトコンドリア機能障害
- 代謝障害
- 細胞膜障害
- 免疫不全
- 炎症
- 悪性新生物(ガン)
などがあります。
慢性疲労症候群やうつ病との関連も疑われています。
真菌類が増える原因
真菌類(カビ・酵母)は、
- 食品の中や表面で増える
- 体内で増える
ケースがあります。
体内で増える真菌類(カビ・カンジダ菌(酵母菌))
カビが生えても食べられる?
カビが生えても削れば大丈夫なんて説もありますが、深さ3cmほどまで菌糸が達しているのでマイコトキシンの影響を受ける可能性があります。
発ガン性の高い毒を放ち、肝臓や腎臓に深刻なダメージを与えたり命に関わったりするカビも存在するので、非常に怖いのです。
発酵食品でガンになる?
カビ類で発酵した発酵食品は安全なのでしょうか?
食品に利用されるカビの代表例は、
- コウジカビ(アスペルギルス属) … みそ、しょう油など
- アオカビ(ペニシリウム属) … ゴルゴンゾーラなどのブルーチーズ
- カワキコウジカビ(ユーロチウム属) … かつお節
などで、古くから食品に利用されています。
コウジカビ(アスペルギルス属)がつくるアフラトキシン
コウジカビはアスペルギルス属のカビで海外では命にかかわる猛毒アフラトキシンを作る悪玉菌で有名です。
アフラトキシンは、アスペルギルス・フラバスによって作り出される発ガン性の高いカビ毒で、急性でも肝障害や腎障害、慢性化すると肝臓ガンを引き起こす猛毒です。
有名なのはナッツ類ですね。
日本では毒性の低いマイコトキシンを作る突然変異種が使われているので命にかかわることはありません。
アオカビ(ペニシリウム属)やアスペルギルス属がつくるオクラトキシン
マイコトキシンには他にもアスペルギルス属やペニシリウム属(アオカビ)がつくるオクラトキシンがあります。
オクラトキシンも腎疾患やガンの原因になることが確認されています。
真菌類の発酵食品は食品そのものを日持ちさせたり、食品の持つ毒性を減らす作用もありますが、真菌類のがつくる毒(マイコトキシン)は増えますのでほどほどがいいですね。