こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
当院のフィシオエナジェティック検査で筋膜の問題が出てくることがあります。
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筋膜とは?
筋膜は筋肉を覆う結合組織(ファシア)の一種です。
結合組織(ファシア)とは?
結合組織は、
コラーゲン繊維(膠原線維)やエラスチン繊維(弾性線維)、レチクリン繊維(細網線維)などの線維質のものに、水分をためてゲル状にするための基質(糖タンパク、糖鎖、ムコ多糖 = グリコサミノグリカン(ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、ヘパリン硫酸))や接着剤になるプロテオグリカン、など)、とそれらを作る線維芽細胞
によって成り立っています。
そこに間質液(=組織液・細胞間液・細胞間リンパ液)が流れています。
結合組織でできているもの
結合組織でできているものは筋膜だけではなく、
- 骨
- 軟骨
- 靭帯
- 歯
- 真皮・皮下組織
- 血管
- 脂肪組織
なども結合組織でできています。
細胞以外の部分すべてという感じですが、最近の研究では細胞の中にまで結合組織のネットワークがあることがわかってますので、すべての臓器に関係すると言えます。
筋膜の役割
結合組織の役割は、
- 筋肉の支持(姿勢の安定・緊張・伸張・固定・弾性)
- テンセグリティ構造による緊張の分散・生体防御(衝撃吸収)
- 筋肉に水分や栄養を届ける
- 物質を蓄える
- 水を貯える
- 筋肉の動きの潤滑を良くする
- 筋肉に柔軟性を与える
などの働きがあります。
東洋医学の経絡エネルギーは結合組織を流れているという説もあります。
筋膜に関する参考本
アナトミー・トレイン [Web動画付] 第4版 徒手運動療法のための筋膜経線 [ トーマス・W.・マイヤース(Thomas W. Myers) ]